アーセナル浅野、労働許可証を取得できずレンタル移籍が確実に。有力候補はドイツ

2016年08月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

アーセナルの広報が移籍を明言。

国外移籍が確実となった浅野。ヴェンゲルが見込んだ逸材は無事に新たな移籍先を見つけることができるのだろうか。 写真:中野香代(紫熊倶楽部)

 8月20日(現地時間)、アーセナルに所属する日本代表FWの浅野拓磨が、イギリスの労働許可証を取得できなかったことが分かった。
 
 今夏の移籍市場でサンフレッチェ広島からアーセナルへ完全移籍を果たした浅野だったが、アーセナルの広報が、「イギリス国内でプレー可能なビザは取れなかった」とコメント。さらに「現在、国外クラブへのレンタル移籍を模索している」と明言した。
 
 EU圏外の選手がプレミアリーグのクラブに移籍した場合、労働許可証を取得するためには『過去2年間の自国代表における国際Aマッチの75%以上に出場していること』などの条件を満たさなければならないが、浅野は2015年8月の東アジアカップでA代表デビューを飾ったばかりで、必須条件はクリアできなかった。
 
 リオ五輪後に帰国し、現在は日本で自主トレを行っている浅野に対して、アーセナルの指揮官アーセン・ヴェンゲル監督は「彼は、私が信じているプレーヤーだ。私は彼を面倒をきちんと見るつもりだし、彼が適切な場所に落ち着くことを望む」とコメントしている。
 
 ちなみに、移籍先として有力視されているのが、宇佐美貴史が所属するアウクスブルクだが、果たして浅野はどのリーグで欧州デビューを飾るのか。今後の動向に注目したい。
 
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