「勝率0%」ワールドカップで相性最悪の地区は? 過去成績が示す“日本代表の天敵” 【北中米W杯】

2025年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

欧州勢や南米勢との勝率は?

日本はカタール大会でドイツに勝利している。(C)Getty Images

 2026年6月開催の北中米ワールドカップ。8大会連続出場の日本はグループステージでオランダ、欧州プレーオフ枠(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアの勝者)、チュニジアと対戦することが決まった。

 過去の大会を振り返ると、本大会での日本の通算戦績は、8勝6分11敗(10年大会のパラグアイ戦、22年大会のクロアチア戦のPK負けは引き分け扱い)だ。

 果たして、日本代表の天敵とは? 相性最悪の地区はどこか?

 地区別の勝敗を見ると、日本は欧州勢に4勝(ロシア、デンマーク、ドイツ、スペイン)4分(ベルギー、ギリシャ、クロアチア2回)5敗(クロアチア、トルコ、オランダ、ポーランド、ベルギー)で、勝率が約31パーセント。南米勢に1勝(コロンビア)1分(パラグアイ)3敗(アルゼンチン、ブラジル、コロンビア)で、勝率が20パーセントだ。

 また、アフリカ勢には2勝(チュニジア、カメルーン)1分(セネガル)1敗(コートジボワール)で、勝率が50パーセント。北中米カリブ海勢には2敗(ジャマイカ、コスタリカ)。参考までに、2006年大会では当時オセアニア地区だったオーストラリアに1−3と敗れている。
 
 日本の各地区との対戦成績(オーストラリア戦は除く)、勝率を分かりやすくまとめると、次のようになる。

対欧州勢/4勝4分5敗(勝率約31パーセント)
対南米勢/1勝1分3敗(勝率20パーセント)
対アフリカ勢/2勝1分1敗(勝率50パーセント)
対北中米カリブ海勢/2敗(勝率0パーセント)

 1勝のみの南米勢よりも2戦全敗の北中米カリブ海勢のほうが厄介か。前回大会のグループステージでコスタリカに完封負けした記憶は新しい。また、過去3戦して2分1敗のクロアチアは日本の天敵と言えるだろうか。

 クロアチア、北中米カリブ海勢と同居しなかった点で、日本は幸運と言えるかもしれない。しかも、勝率5割のアフリカ勢との対戦もある。その意味で今回の組分けは決して悪くない。1位もしくは2位抜けした場合、決勝トーナメント1回戦の相手がブラジルやモロッコが入ったグループCなのは気になるが、まずはグループステージ。オランダとの初戦をモノにしたい。
 

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