「間違いなくピッチに戻るべきではない」渾身ヘッド弾後に頭部を負傷した日本代表FW、プレーを続行させた判断にファンから苦言「下げろ。常識じゃないか」

2025年12月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ピッチに戻すのは絶対に良くないはずだ」

包帯を巻いてプレーした前田。(C)Getty Images

 あまりに激しい衝突だっただけに、サポーターが心配したのも無理はない。

 セルティックの前田大然は12月3日、スコットランドリーグ第15節のダンディー戦で、決勝点となるゴールを決めた。その際、相手選手との衝突で頭部を負傷。ファンからは交代させるべきだったとの声があがっている。

 前田は前半11分、味方のシュートを相手GKが阻み、浮き球となったボールに素早く反応。相手DFにぶつかりながらもヘディングでゴールに押し込む。だが、顔面を負傷してそのまま倒れこんだ。

『The Scottish Sun』は、SNSではファンが前田の状態を心配したと報じている。

「マエダを下げろ。常識じゃないか」
「マエダはあの頭のケガで戻るべきじゃない」
「あんな風にマエダをピッチに戻すのは絶対に良くないはずだ」
「ダイゼン・マエダは間違いなくあのピッチに戻るべきではない」
 
 それでも、日本代表アタッカーは数分間治療を受けてから、プレーを再開。最終的には試合終了までピッチに残った。衝突の激しさは、試合後に本人が自身のSNSに投稿した画像で明確だろう。右目の上が切れた様子で、目は腫れ上がっている。

 いずれにしても、大事に至らなかったようなのは幸いだ。恐れることなくボールに飛び込み、貴重なゴールを決めた前田の勇気には、多くの賛辞が寄せられている。

 クラブはこの日、ウィルフリード・ナンシー新監督の就任を発表。ブレンダン・ロジャーズの電撃辞任以降、暫定的に指揮をとってきたマーティン・オニール監督にとっては、この日がラストゲームとなった。チームを復調に導いたレジェンド指揮官の最後に、前田が花を添えたかたちだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】目の当たりが腫れ上がった前田

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