リバプールが“緩い”…昇格組の敵将が違和感を明かす「私たちも少し驚いたよ」

2025年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

1-1でドロー「両チームにとって良い結果だ」

先制点を奪ったタルビ(右から2人目)。敵地アンフィールドでセレブレーションを炸裂させた。(C)Getty Images

 現地12月3日に開催されたプレミアリーグ第14節で、上位につける昇格組サンダーランドが、遠藤航が所属する昨季王者リバプールと敵地で対戦。1-1で引き分けた。

 レジス・ル・ブリ体制1年目の昨季に昇格プレーオフを勝ち抜き、9年ぶりに最高峰の舞台に戻ってきたサンダーランドは、67分にシェムズディン・タルビのミドルシュートで先制に成功。しかし、81分にショートカウンターからフロリアン・ヴィルツにシュートを浴びた流れで、オウンゴールで同点弾を献上し、リードを手放してしまった。

 勝利を逃したとはいえ、決して悲観する結果と内容ではない。英紙『METRO』によれば、ル・ブリ監督は「2点目を決めるチャンスはあったが、両チームにとって良い結果だ」とポジティブに振り返った。

「我々は良いスタートを切り、前半はボールの有無にかかわらず興味深い展開だった。私たちはおそらく得点の可能性を十分に信じていなかったが、後半開始早々にそれを実現した」
 
 今月6日に50歳の誕生日を迎えるフランス人指揮官はまた、大エースのモハメド・サラーを後半から投入した相手の戦い方に触れ、こうも語った。

「ビルドアップのための時間とスペースを持てたことに私たち自身も少し驚いたよ。おそらく相手もこのレベルに達するとは予想していなかっただろう。我々は最終ラインを崩す方法について話し合っていた。サラーの投入で流れが変わることも想定していたので、準備はできていたよ」

 近頃のリバプールは勝ち星から見放され、大苦戦を強いられている。OBやファンからプレー全般での緩さを指摘する声が上がるなか、敵将は思わず驚いたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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