「本当に本当に心配だ」「全てが遅い」リバプールの鋭さはどこへ? レジェンドOBが憂慮。“象徴的”なシーンは――

2025年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

首位アーセナルとの勝点差は11に

サンダーランドと引き分けた後、サポーターに向けて拍手するファン・ダイクとサラー(右)。(C)Getty Images

 現地12月3日に開催されたプレミアリーグ第14節で、遠藤航が所属する昨季王者リバプールが、上位につける昇格組サンダーランドとホームで対戦。1-1で引き分け、連勝を逃した。

 3日前にウェストハムを2-0で下したリバプールは、先制点を奪えずにいると、67分にシェムズディン・タルビのミドルシュートで被弾。その後、81分にショートカウンターからフロリアン・ヴィルツがオウンゴールを誘発し、同点に追いついたものの、勝ち越し点までは挙げられなかった。

 一方で、首位を快走するアーセナルはきっちりと勝点3を積み上げ、その差は11に広がった。
 
 復調、そしてプレミアリーグ連覇への道のりは険しい。英衛星放送『Sky Sports』で解説を務めたリバプールのレジェンドOBジェイミー・キャラガー氏は、「このパフォーマンスは本当に本当に心配だ。後退したように感じる。得点する様子は全く見られなかった。鋭さ、エネルギー、スピード、パワーが欠けていた」と鈍い古巣を糾弾した。

 47歳の元イングランド代表DFはさらに、失点場面に関して「サンダーランドの方が遥かに鋭かった。フィルジル・ファン・ダイクが背を向けた。あの失点こそが、この試合のリバプールを象徴している」と指摘したほか、前半終了時点ではこう語っていた。

「酷い。まるで夢遊病者のように試合を進めていて、全てが非常に遅く感じられる。後半に向けて組織を立て直す必要がある。ピッチ全体にスペースがあまりにも多すぎる」

 大エースのモハメド・サラーを2戦連続でスタメンから外すなど、策は打っているアルネ・スロット監督だが、解任危機から脱することはできていない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「この試合のリバプールを象徴している」レジェンドが糾弾したシーン

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