「シャープさが戻ってきた」日本代表から遠ざかる28歳MFが5試合で2得点3アシスト!復調ぶりに海外注目!日本人コンビは「これまでなかったほどに強力」

2025年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「フェイエノールトは彼を抑えるのに苦しんだ」

調子がぐんぐん上がってきた旗手。(C)Getty Images

 スコットランドの名門セルティックに所属する旗手怜央は今季、チームの調子が上がらないなかで、精彩を欠き、厳しい批判の声に晒されていた。

 これまで「リーグ最高のMF」と称賛されてきただけに、もどかしいサポーターが多かったのだろう。

 ただ、ブレンダン・ロジャーズ前監督が退任し、レジェンド指揮官のマーティン・オニールが代理として暫定的に采配を振るうようになり、復調傾向に。公式戦ここ5試合で2得点・3アシストをマークしている。

 セルティックの専門サイト『Celts Are Here』もその復調ぶりに注目。「ハタテがプレスでエネルギーを取り戻したことで、セルティックは中盤からはるかにアグレッシブになり、彼の前にパスを出す能力も戻って、セルティックの攻撃の中心となっている。オニールのシステムは、彼に明確さを与えた。より低い位置にとどまるよりも、自分が最も危険になれるエリアでプレーできるようになったのだ」と評している。

「(1ゴール・1アシストをマークした)フェイエノールト戦のハタテは、これまでのシーズンで欧州の舞台でも活躍してきたときのようだった。冷静なフィニッシュや、アシストするときの落ち着きは、彼のシャープさが戻ってきたことの兆候だ。フェイエノールトは彼を抑えるのに苦しみ、彼はその自信を国内でも続けた。90分を通じて絡んだわけではないが、序盤のインパクトがセルティックに試合をコントロールさせたのだ」
 
 さらに、同メディアは「オニールは彼の周囲の責任をシンプルにした。カラム・マグレガーが構え、アルネ・エンゲルスがフィジカルと走力をもたらし、ハタテはもっと前の位置でプレーできるようになったのだ」と続けた。

「そのバランスで彼はもっと素早く判断できるようになり、前線とより効果的につながれるようになった。特にマエダとの連係は、今季これまでなかったほどに強力になったようだ」

旗手が躍動しているときのセルティックは強い。Celts Are Hereは「ハタテの復調はチームに想像力や予測不能性をもたらした。シーズン序盤戦で欠いていたことだ。まだこれからだが、選手が自信を取り戻してきている兆候は明白だろう」と締めくくった。

「ハタテはより断固たる姿勢で積極的になり、チームのインテンシティともより調和がとれているようだ。オニールの影響が、この変化において技術的にも心理的にも大きな役割となった。選手がこの軌道で進み続ければ、セルティックの攻撃面の脅威は大きく増すだろう」

 日本代表からは8か月間、招集から遠ざかっている28歳が、ワールドカップを控える今季の後半戦に向け、さらに調子を上げていけるように期待するばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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