元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスに、イタリア行きの可能性が浮上しているようだ。

　39歳のDFは、セビージャでプロデビュー後、2005年から2021年の間、レアル・マドリーでプレー。同クラブでは、公式戦通算657試合に出場し、４度のチャンピオンズリーグ（CL）優勝や５度のリーグ制覇に貢献するなど、長年に渡って守備の要として君臨した。

　マドリー退団後は、パリ・サンジェルマンや古巣セビージャを渡り歩き、７か月間のフリー期間を経て、今年２月にメキシコのモンテレイに加入。ここまで公式戦通算30試合に出場して、７ゴールを記録している。
 

　メキシコで活躍を続けるラモスだが、モンテレイとの契約は2025年12月31日に満了を迎えるため、今季終了後に退団する見通しのようだ。去就に関して、移籍市場に精通したファブリツィオ・ロマーノ記者が自身のYouTubeチャンネルで言及しており、ミランの専門サイト『MilanNews.it』が発言内容を伝えている。

「セルヒオ・ラモスは、モンテレイで良いプレーをして多くの試合に出場した後、クラブを離れる。彼は違うチャレンジをしたいと思っており、たとえ非常に難しいとしても、心の中では、ワールドカップに出場したいという希望を持っている。引退するつもりはなく、新しい挑戦を望んでいる。

　リーダーシップを持つ選手を求めるクラブにとって、ラモス獲得のチャンスは６月ではなく１月に訪れる。彼はすべての試合に出場することを望んでいるわけではないが、重要な駒になれるだろう。また、彼にとってイタリアは魅力的な選択肢だと言える。２年前、ラモスはインテルに売り込まれたが、インテルは乗り気ではなく、その後にセビージャへ移籍した」

『MilanNews.it』は記事の最後に、「１月の移籍市場を前に、彼の代理人は新天地を探しており、今季の後半戦に向けて新たなDF補強を検討するミランをはじめ、複数クラブへオファーを提示していると報じられている」と綴った。

　経験豊富なスペイン人DFの欧州復帰は実現するのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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