2011年以来のJ1制覇へ、勝点1差で鹿島を追う柏。小泉佳穂と小島亨介が口を揃えた逆転優勝へのポイント

2025年12月01日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

鹿島の引き分け以下、かつ柏の勝利が条件

新潟に3-1で快勝した柏。最終節はホームに町田を迎え撃つ。写真:永島裕基

[J1第37節]新潟 1-3 柏/11月30日/デンカビッグスワンスタジアム

 首位の鹿島アントラーズを勝点1差で追う2位の柏レイソルは、エース・細谷真大のハットトリックの活躍で、アルビレックス新潟に3-1で快勝。しかし、鹿島も東京ヴェルディに1-0で勝利したため、順位が入れ替わることはなかった。

 ただ、55分までに3点をリードした今節の試合内容を見れば、最終節での逆転優勝にも希望が膨らむだろう。

 20分の1点目も、45分の2点目も、中央寄りにポジション取りしていた右ウイングバックの山之内佑成が起点になり、複数の選手が絡む流動性のある攻撃が効果的だった。それには小泉佳穂も「実は6、7月にもあったんですけど、流動性があるけど、秩序は失わない。今日はその感覚が久々にあった」と手応えを口にする。
 
 勝点を72に伸ばした柏だが、鹿島との勝点1差は変わらない。そのため、最終節での逆転優勝の条件は、鹿島の引き分け以下、かつ柏の勝利となる。

 最終節は1週間後の12月6日。柏はホームにFC町田ゼルビアを迎え撃つ。小泉は「1週間で大きく変わることはない」と述べ、「コンディションとメンタルのところがすべてかなと思う」と強調する。

「変わらず、ポジティブに良い準備をすること。あとは、やることをやり尽くして、最終戦に浮足立つことなく、地に足をつけて、試合の0分からカチッと入れるようにすることが一番大事」

 また、小島亨介も「今まで通り変わらず、良い準備をして、心と身体もしっかりチームとしていろんなことを共有しながら挑みたい」と口を揃える。

 残すはラスト1試合。柏が2011年以来2度目のJ1制覇を成し遂げられるか注目だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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