「気分を害したのは確か」27歳日本代表が憮然…屈辱的な“途中出場・途中交代”の余波続く 地元メディアが指揮官を批判「信頼を示さなかったのは自信に影響する」

2025年11月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「素晴らしいマンマネジメントではなかった」

憮然とした表情でベンチに下がる田中。(C)Getty Images

 途中出場・途中交代の悔しさは、メンタルにどれだけ影響するだろうか。

 田中碧が所属するリーズは11月23日、プレミアリーグ第12節でアストン・ビラに1-2で敗れた。田中は前半途中に負傷したアントン・シュタッハと交代でピッチに立ったが、71分にベンチに呼び戻されている。

 パフォーマンスが悪かったわけではない。だが、ダニエル・ファルケ監督は試合後、第4審判から次のファウルで田中に2枚目のイエローカードを出される、つまり退場となる恐れがあると警告を受けたと明かした。

 それでも、昨季にチームの年間MVPに輝いた日本代表MFを下げた選択は批判を呼んでいる。専門サイト『Leeds United News』は25日、「退場に関して慎重になるのは理解できるが、(田中が)プロフェッショナルに試合をやり切ることを信頼していなかったということを示した」と、ファルケ采配を非難している。

「直近で2回も胸の内を明かしてきた彼がさらに気分を害したのは確かだ。9月にタナカはナーバスになっていると認めていた。そして10月にもプレミアリーグで活躍できるか不安があると話していた」

「そのため、アストン・ビラ戦で残り20分、イエローカードを避けられるかどうかについて監督から信頼されなかったことが、タナカの自分に対する疑念を増幅させるのは確かだ。少なくとも、素晴らしいマンマネジメントではなかった」
 
 さらに、Leeds United Newsは「ファルケはブレンデン・アーロンソンを批判からかばうのに、メンタルヘルスに言及していた」と続けている。

「それは良いことだが、ほかの選手たちに異なるルールを用いることはできない。タナカは残り20分でやりきれると示すチャンスにふさわしかった。ファルケがその信頼を示さなかったことは、すでに脆くなっている自信にさらに影響するに違いない」

 3連敗のリーズは降格圏の18位に転落し、ファルケとチームには大きな重圧がかかっている。この苦境を抜け出すことはできるのか。そしてそこに田中は貢献できるのか。次戦は29日、強敵マンチェスター・シティと敵地で対戦だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「世界に衝撃」「日本の選手を殴るかのように…」目を疑う光景。北朝鮮の"異常な行動"を韓国メディアが非難!「強烈なパンチを相手に叩きつけた」

【記事】「日本がまたもやホームラン」「世界中のコレクターが羨む」日本代表の新ユニは"世界2位"!米大手メディアが絶賛!「何と言っても目を引くのは…」

【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!Jリーガーが好きな女性タレントランキングTOP20を一挙紹介
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事