現地11月23日に開催されたプレミアリーグ第12節で、首位を快走するアーセナルが、高井幸大（練習には合流したもののベンチ外）が所属する８位の宿敵トッテナムとホームで対戦。４－１で大勝した。

　ノースロンドンダービーの主役は、クリスタル・パレスから加入したエベレチ・エゼだ。41分、46分に追加点を奪うと、１点を返されて迎えた76分に三度ゴール。27歳にしてキャリア初のハットトリックを達成してみせた。

　殊勲のイングランド代表FWは試合後、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューに対応。喜びを次のように伝えた。

「素晴らしい試合だった。楽しい１日だ。チームに貢献し、勝利を掴めて嬉しい。特別な瞬間だ。まさに祈っていたことだよ。ハットトリックを祈り、それを実現できた。家族全員が観に来てくれていたんだ。彼らの前で成し遂げられたことがさらに特別な意味を持つ」
 

　今夏を振り返れば、当初はトッテナム加入に近付いていた。ただ、結局はアカデミー時代に在籍したアーセナルに帰還したなか、インタビュアーから「夏の移籍市場の状況が違っていたら、トッテナムの選手になっていた」と話題を振られると、エゼはこう言い放った。

「その話はやめとこう」

　アーセナルの新10番が、他でもないトッテナム相手に最高の輝きを放った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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