負傷時も8か月ぶり復帰の今回も――世界屈指のレジェンドが日本代表DFへ即メッセージ。ニャブリらバイエルン同僚も続々「He’s baaaaack」

2025年11月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

インスタで復帰報告「本当に特別な日になりました」

ブンデスリーガを制した昨季、キム・ミンジェ(左)、ミュラー(中央)と記念撮影をした伊藤。(C)Getty Images

 仲間たちにとっても待望の瞬間が訪れた。

 現地11月22日に開催されたブンデスリーガ第11節で、伊藤洋輝が所属する昨季王者バイエルン・ミュンヘンが、鈴木唯人が加入したフライブルクとホームで対戦。鈴木に被弾するなどして2点のビハインドを負うも、猛反撃し、最終的に6-2で大勝した。

 昨季にバイエルンに加入以来、三度の中足骨骨折で長く過酷なリハビリを強いられた伊藤は、5-2で迎えた83分から出場。約8か月ぶりにピッチに立つと、直後の84分に正確なフィードを供給し、マイケル・オリーセのダメ押し点をアシストした。

 ようやく復帰を果たした26歳の日本代表DFは試合後、インスタグラムを更新。英語で「この238日間、全てはこの瞬間のためでした。本当に特別な日になりました。支えてくださった皆さんに心から感謝しています」と綴った。
 
 この投稿は大きな反響を呼び、「He’s baaaaack」とコメントしたセルジュ・ニャブリやダヨ・ウパメカノらバイエルンのチームメイト、吉田麻也や久保建英といった新旧日本代表メンバーが続々と反応した。

 また、今夏にバンクーバー・ホワイトキャップスに移籍するまで、バイエルン一筋で活躍したトーマス・ミュラーも絵文字で喜びを表現した。バイエルン歴代最多出場記録を持ち、ドイツ代表で131キャップを誇るレジェンドは、伊藤が今年3月に再び大怪我を負ってしまった際にも「You’ll be back – fighter」とエールを送っていた。

 なお、ミュラーに加えて高丘陽平も所属するバンクーバーは、伊藤の復帰戦と同じ日にMLSのプレーオフで、ソン・フンミンを擁するロサンゼルスFCと対戦。2-2で突入したPK戦の末に激闘を制した。

 たとえバイエルンを離れても、大一番があっても――決してブレることなく、一目散に祝福。それが誰からも愛される男、トーマス・ミュラーだ。

 伊藤は昨季のホーム最終戦後には「まずはしっかりと怪我を治して、来シーズンもまたシャーレを掲げます!そして、偉大なるこのクラブのレジェンドと一年間プレーできたことをとても嬉しく思います。温かくチームに受け入れてくれたことに感謝します。ありがとうトーマス!」と伝えていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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