19位に衝撃惨敗で11戦8敗…完全に狂ったリバプールの歯車。なぜか? 主将の答えは――「口先だけでこの状況は打破できない」

2025年11月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「現状を見る限り、膨大な努力を要するだろう」

厳しい表情を見せるファン・ダイク(左端)らリバプールの選手たち。(C)Getty Images

 現地11月22日に開催されたプレミアリーグ第12節で、遠藤航が所属する8位のリバプールが、19位に沈むノッティンガム・フォレストと本拠地アンフィールドで対戦。遠藤はまたしても出番なしに終わったなか、0-3で衝撃の惨敗を喫した。

 直近の公式戦10試合で7敗を喫している昨季のプレミアリーグ王者は、33分に先制を許すと、後半開始直後の46分にも失点。その後、ウーゴ・エキティケ、フェデリコ・キエーザらを投入し、必死に状況の打開を試みたものの奏功せず。逆に78分にもう1点を加えられ、降格圏のフォレストに勝点3を献上した。

 クラブ公式サイトによれば、いつも通りセンターバックでフル出場した主将ファン・ダイクが、試合後にインタビューに対応。なぜチームが上手く機能していないのか問われ、次のように答えた。

「簡単に失点しすぎている。30分までは良かったと思う。良いチャンスも作れた。相手がまたセットプレーから得点したのは明らかだ。全体的に見て、バトル、チャレンジ、セカンドボール争いが良くなかった。焦りすぎだ。今は非常に厳しい状況だ。厳しい1日だった。

 口先だけでこの状況は打破できない。何度も言っているように、僕がこうしてあなた方に話しているのは義務だからだ。本来ならピッチ上でチームと共に解決したい。現状を見る限り、それは膨大な努力を要するだろう」
 
 34歳のオランダ代表DFはさらに、ロッカールームの反応について「当然ながら全員が失望している。ホームでフォレストに敗れるのは、非常に悪い結果だ。特に後半に許したゴールはあまりにも安易だった。全員が鏡を見て責任を取るべきだ」と伝え、こう締め括った。

「僕はこのクラブに長く在籍し、浮き沈みを経験してきた。必ず巻き返す。だがそれは一夜にして成るものではない。共に努力し、成し遂げなければならない。1人の力だけでは成り立たない。全員で挑むんだ。諦めずに続ける。現実として我々は非常に困難な状況に直面しているが、全員がこの状況から脱したいと願っている。僕は簡単に諦める人間じゃない。誰も諦めるべきではない。だから最後まで戦い続ける」

 狂った歯車を1日も早く嚙み合わせたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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