すぐに試合のピッチに立つのは現実的ではないかもしれない。だが、まずはようやくそのための準備が整いつつあるようだ。

　トッテナムの高井幸大がチーム練習への合流を果たした。トーマス・フランク監督は喜びを口にしている。クラブの公式サイトが伝えた。

　夏に川崎フロンターレから移籍した高井だが、プレシーズン中に足底腱膜の負傷で戦列を離脱。開幕から出遅れると、10月には大腿四頭筋のケガで再離脱を余儀なくされた。そのため、トッテナムではまだ試合に出ることができていない。

　負傷者続出に見舞われてきたトッテナムだが、11月23日に行われるアーセナルとのノースロンドンダービーという大一番を前に朗報が届いた。ひざのケガで１月から離脱していたラドゥ・ドラグシンが完全復帰に近づいているという。
 

　フランクは「とてもうれしい」と述べ、ドラグシンがチームとの練習をフルにこなしており、起用できる状態に「間違いなく非常に近づいている」と明かした。

　さらに、10月からハムストリングのケガで離脱していたベン・デイビス、そして高井が練習に合流していることについても言及している。

「コウタとベンはともに今日、チームと練習した。初めてだ。だから、それもポジティブだね」

　初の海外挑戦というなかで長期離脱となり、高井にとってトッテナムでのスタートは非常に難しいものとなった。もちろん、すぐにチャンスを得るのは厳しいだろう。まずは練習を含め、与えられた機会を生かし、指揮官にアピールをしていきたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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