「僕も全く同じ経験をした」天皇杯V町田主将の言葉に日本代表レジェンドが頷く「すごく良い関係だな。すごく良いメッセージ」

2025年11月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「0から1にするのが1番難しい」

キャプテンとしてトロフィーを高々と掲げた昌子。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 11月22日に天皇杯の決勝が国立競技場で開催され、前回王者のヴィッセル神戸とFC町田ゼルビアが対戦。後者が藤尾翔太の2発と相馬勇紀の得点により3-1で快勝し、優勝を果たした。

 町田は1989年のクラブ創立以来、初の主要タイトル獲得となった。

 キャプテンの昌子源は目を真っ赤にしてインタビューに対応。サポーターに向けて「(5失点して敗れた)川崎戦の後の皆さんの姿勢を見て、すごく心を打たれる部分がありました。あの時に見せていただいた皆さんの姿を見て、本当に心を打たれました。『あなたたちのためにやらないといけないんだ』って強く思いました」と感謝を示した。

 こうしたコメントを聞いた解説の中村憲剛氏は、「ファン・サポーターの皆さんと共に戦うことに感謝を伝えてましたよね。チーム一体となって今日勝ったんだなって。昌子選手の『皆さんのために戦いたいと思った』っていう(言葉)。すごく良い関係だな、すごく良いメッセージだったなと思いました」と語った。
 
 昌子は「タイトルを0から1にするのが1番難しいことだと思います」とも口にした。川崎フロンターレでの現役時代にあと一歩で優勝を逃し続け、"シルバーコレクター"と揶揄された経験も持つ日本代表のレジェンドは、「僕も全く同じ経験をしたことがあるので、その気持ちはすごく分かります」と理解を示し、さらに次のような見解を示した。

「タイトルを獲ったことのないチームがタイトルを獲るって本当すごく難しいです。覚悟も必要ですし、積み上げも必要です。

 上手くいかなかったシーズンも次のシーズンの糧になって積み上がってくる。町田も着々と力をつけてきて、やっと1つ付いた。『いつかは必ず初めてタイトルを獲る日が来る』と信じて、ブレずにやり続けたことが今日に繋がったなと思っています」

 川崎は2017年のJ1初制覇を皮切りに、5年で6つのタイトルを獲得した。ついに0を1にした町田も常勝軍団となれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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