「皆さんの姿を見て心を打たれた。『あなたたちのために』って」天皇杯制覇で悲願成就…涙の町田キャプテンが言葉を詰まらせる

2025年11月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

3-1で前回王者の神戸を撃破

フル出場で優勝に大きく貢献したキャプテン昌子。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 11月22日に天皇杯の決勝が国立競技場で開催され、FC町田ゼルビアが前回王者のヴィッセル神戸と対戦。3-1で快勝し、クラブ史上初の主要タイトルを獲得した。

 6分に藤尾翔太、32分に相馬勇紀が得点し、2-0で折り返すと、56分に藤尾が再びゴール。その後、62分に宮代大聖に1点を返されたものの、きっちりとリードを守り切り、歓喜の瞬間を迎えた。

 試合後、フル出場で優勝に大きく貢献した昌子源がインタビューに対応。「やはりホッとした感情があります」と伝えた上で、対戦相手の神戸に多大なるリスペクトを示した。

「試合を通して本当に難しかったなと思います。対戦相手が神戸さんだったからこそ...前年度の王者ですし、近年のJリーグを常に引っ張ってきた象徴的なチームなので、『そこをしっかり最後に破ろう』ってチームの約束事として決めていたので、神戸さんだったから自分たちも素晴らしいパフォーマンスができました」
 
 日本代表で20キャップを誇る32歳のキャプテンは、タイトルの重みを知っている。

「やはりタイトルを0から1にするのが1番難しいことだと思います。僕も鹿島時代に色々なタイトルを獲らせていただきましたけど、その時は本当に僕もまだまだ若手で、先輩におんぶに抱っこの状態で獲らせていただいたので、今回は自分がなんとしてもチームの先頭に立って、『必ずカップを掲げるんだ』という思いでこの1週間準備してきました。それが達成することができて本当に良かったです」

 最後にサポーターにメッセージを送った際には、言葉を詰まらせた。脳裏に焼き付いているのは、5失点して敗れた8月31日の川崎フロンターレ戦(J1第28節)後の光景だ。

「僕個人の意見にはなるんですが、Jリーグで川崎戦の後の皆さんの姿勢を見て、すごく心を打たれる部分がありました。あの時に見せていただいた皆さんの姿を見て、本当に心を打たれました。『あなたたちのためにやらないといけないんだ』って強く思いました。本当にありがとうございます。おめでとうございます」

 目を真っ赤にしたゼルビアの主将が、サポーターと共に悲願成就を噛みしめた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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