南米予選の得点ランクではメッシに次ぐ2位タイ! 劣勢だった日本戦でボリビアの21歳レフティが魅せた秀逸なプレーの数々。国立のファンはどよめき

2025年11月19日 中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

遠藤や鎌田をいなし…

日本戦に右サイドハーフで先発したテルセロス。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ボリビア代表は11月18日、国立競技場で行なわれた国際親善試合で森保一監督が率いる日本代表と対戦し、0-3で敗れた。

 立ち上がりから日本に主導権を握られたボリビアは開始早々にいきなり失点。久保建英に左サイドを突破されると、クロスから鎌田大地にボレーシュートを叩き込まれた。

 その後、限られたチャンスのなかでいくつかゴールに迫る場面はあったものの、得点を奪えずにいると、71分にも右サイドを崩され、最後は町野修斗にネットを揺らされて追加点を献上。その7分後にも中村敬斗に個人技からダメ押し弾を許した。

 そんな完敗したゲームのなかでも、輝きを放った選手がいた。右のサイドハーフで先発したMFミゲル・テルセロスだ。
 
 北中米ワールドカップ南米予選の得点ランキングで、トップのアルゼンチン代表リオネル・メッシに次ぐ2位タイとなる7ゴールを奪った21歳のレフティは、日本戦でもその実力を発揮する。

 チームが劣勢のなかで、見せ場は決して多くはなかったが、ボール持てば華麗なターンや細かいタッチを駆使したドリブルを披露。前半には股抜きで遠藤航をいなせば、シャペウで鎌田大地をかわすなど、日本の選手たちに手を焼かせた。

 その他にも中央や逆サイドに位置取ってのゲームメークや、終盤にはミドルシュートで日本ゴールを脅かす場面もあり、国立のファンからはどよめきが起こっていた。

 現在はブラジルのサントスからのレンタルで、アメリカ・ミネイロでプレーする逸材が、世界で活躍する日はそう遠くないと感じさせる秀逸なパフォーマンスだった。

取材・文●中川 翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

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