「シュート数25対0」のフランスが8大会連続17回目のW杯出場。”8バック”のウクライナに苦戦もエムバペのパネンカで重苦しい雰囲気を払拭【欧州予選】

2025年11月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

52分にオリーセがPKを獲得

ウクライナ戦で2ゴールを決めたエムバペ。(C)Getty Images

 現地時間11月13日、北中米ワールドカップの欧州予選を戦うフランスがホームでウクライナと対戦。グループDの上位対決(1位がフランスで勝点10、2位がウクライナで勝点7)、勝てば本大会出場が決まるフランスは立ち上がりからボールを握ると、マイケル・オリーセの個人技などで相手ゴールを強襲した。

 9分までに6本のシュートを放つフランスだが、なかなか決定機を掴めない。引いて守るウクライナの牙城を崩せず、17分に放ったキリアン・エムバペのミドルも、相手GKアナトリー・トルビンにセーブされた。

 4−2−3−1システムで戦うフランスはオリーセ、ブラッドレー・バルコラの両ウイングを軸に攻め立てるも、"8バック"と言って大袈裟ではないウクライナの守備に苦戦。41分のバルコラのミドルもGKトルビンとポストに阻まれ、シュート10本を打ちながら0−0で前半を終えた(ウクライナはシュート0本)。
 
 重苦しい雰囲気の中で迎えた後半、PKを与えそうな場面もあったフランスはそのピンチをVAR判定(エリア内でのファウルはなかった)で切り抜けると、52分にPKを獲得。オリーセが相手に足を踏まれたことで、フランスは先制のチャンスを得た。

 そして、エムバペが"パネンカ"でこのPKを沈め、今予選で4得点目。キャプテンの一撃で、フランスがついにリードを奪った。

 以後もエムバペやオリーセを起点にウクライナにプレッシャーをかけたフランス。MFエンゴロ・カンテの巧みなビルドアップもありシュート本数で相手を圧倒したレ・ブルー(フランス代表の愛称)は76分、そのカンテのアシストからオリーセのシュートで追加点を挙げて2−0とリードを広げた。

 さらにエムバペ、ユーゴ・エキティケの得点で4ー0としたフランスは「シュート数25対0」という圧倒的なデータも残しつつ、8大会連続17回目のワールドカップ出場を決めた。

構成●サッカーダイジェストWEB編集部

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