欧州で確実に成長!世界水準に割って入れる20歳大器、森保J初参戦前に決勝弾「代表に繋がる」「1-0で勝つのは強いチームの証」

2025年11月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

191センチのサイズを誇るロス五輪世代

アンデルレヒトからレンタルで加入中の後藤。(C)STVV

 現地11月9日に開催されたベルギーリーグ第14節で、7人の日本人選手を擁するシント=トロイデン(STVV)が、スタンダール・リエージュとホームで対戦。1-0で接戦を制し、4位をキープした。

「1-0で勝つのは強いチームになってる証だと思う。すごく良い試合ができた」

 そう胸を張ったのは、66分に今季4点目となる決勝点を挙げた後藤啓介だ。今夏にアンデルレヒトからレンタルで加入した20歳は、ペナルティエリア内でセカンドボールに反応し、左足でねじ込んだ。

「こぼれ球は狙っていたというか、リエージュ対アンデルレヒトを見てた時に、キーパーがこぼして攻めていたのを見ていたので。こぼれ球を狙って走っていたら、ラッキーな形でボールが転がってきて、あとはもう本当決めるだけって感じ」
 
 後藤は今月、森保ジャパンから初招集を受けた。インタビュアーからの「今回の得点で、代表でやっていく自信はよりついた?」という問いには、「代表に繋がるゴールだったなと思う」と回答。その上で、次のような強い覚悟を示した。

「それよりもしっかり勝てたことが重要。しっかり4位キープできたことも良いことだし、2連勝できたこともすごく良いことだと思う。

 自分自身は代表活動をしてくるので、そこで得た刺激、経験を代表ウィーク明けにシントの試合で活かしていきたいし、チームに還元していかないといけない。まずは3連勝できるようにしっかり準備して、自分は代表ウィークを頑張っていきたい」

 日本代表を率いる森保一監督はメンバー発表会見で、後藤について「ヨーロッパの舞台で監督に評価され、レギュラーとして安定して試合に出ている。確実に成長している。(前線には)すでに世界水準の選手がいるが、そこに割って入れるだけの(実力があり)、ワールドカップに向けて、その後に成長して、日本のために戦力になってくれるという期待を込めて招集した」と語った。

 191センチのサイズを誇るロス五輪世代の大器は、勢いそのままに森保ジャパンでもゴールを奪えるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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