「北朝鮮は本当に強い。でも私たちだって強いわ」若きオレンジ軍団が初の世界一に王手。ファイナルに導く決勝弾のトゥザニは確信「なんだってできる」【U-17女子W杯】

2025年11月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

北朝鮮にGSでは0-5の大敗

U-17女子W杯で初出場ながら決勝に駒を進めたオランダ。(C)Getty Images

 U-17女子ワールドカップに初出場のオランダが、躍進している。

 モロッコで開催されている同大会で、現地11月5日に準決勝が行なわれ、オランダはメキシコと対戦。グループステージ(GS)では0-1で敗れている相手に、リナ・トゥザニのゴールで1-0の勝利を収めた。

「モロッコで世界王者になるという、U-17オランダ女子代表の夢は今も健在だ」と伝える母国メディア『AD』が、以下のように試合を振り返る。

「唯一のゴールは69分に生まれた。アヤックス所属のトゥザニは、元プロ選手のカリム(ユトレヒト、トゥベンテ、アバディーン、スパルタで活躍)の娘であり、ボールプレイヤーのスーフィアンの姪でもある。アンヌ・ゲレヴェルトのアシストで得点をマークした。

 アディショナルタイムに、オランダはメキシコにPKを与える可能性があったとして、VARが主審に映像を見せるという緊迫した場面を迎えた。数分間の確認後、PKは認められなかった」

 オリヴィエ・アメリンク監督は、この勝利を「当然」と評したという。「特にボールポゼッションでは、メキシコよりも優れていた。オープンプレーから多くのチャンスを作って、それを早く決め切れなかっただけ。でも、もうそれは問題ではない」。
 
 大仕事を果たしたトゥザニは、ファイナルで良い結果を出せると確信している。

「非常にタフな試合になると思う。北朝鮮は本当に強い。でも私たちだって強いわ。なんだってできる。今夜も、そしてアメリカ戦とフランス戦でも、そのことを証明したわ」

 決勝の相手は、前回チャンピオンの北朝鮮。最多3度の優勝を誇るアジアの強国に、オランダはメキシコと同様にGSで北朝鮮と対峙し、0-5の大敗を喫している。

 カメルーンには4-3で勝利しており、辛くもグループを3位突破したオランダは、ラウンド16でアメリカ、準々決勝ではフランスをいずれもPK戦の末にくだし、メキシコを打ち破って決勝に辿り着いた。

 力強く勝ち上がってきた"若きライオンズ"は、北朝鮮にリベンジを果たし、歓喜のフィナーレを迎えられるか。大一番は現地8日にラバトオリンピックスタジアムで開催される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「本当に17歳以下なのか」衝撃の5-0圧勝!北朝鮮の"凄まじい強さ"に対戦国は脱帽!「圧倒的だ」「記録的な敗戦を喫するとは...」【U-17W杯】

【記事】「最大の番狂わせ」「歴史的な大勝」優勝候補イングランドが初戦でまさかの0-3惨敗で世界騒然!「茫然とさせた」【U-17W杯】

【画像】コンセプトは『水平線』! 北中米W杯でも着用する日本代表の新ユニホームを特集!
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事