「転機はタケシ。ビッグインパクト」メルボルン指揮官、町田撃破の立役者となった日本人10番を絶賛!昌子源が34秒でOG…「明らかに追い風となった」

2025年11月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「我々のリーグではあまり経験しない戦術」も体感

福岡からメルボルンに活躍の場を移した金森。写真:福冨倖希

 11月4日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)のリーグステージ第4節で、FC町田ゼルビアが金森健志を擁するメルボルン・シティ(オーストラリア)とホームで対戦。1-2で接戦を落とした。

 3節を消化した時点で1勝2分の町田は、開始34秒で昌子源がオウンゴールで先制点を献上するも、24分に望月ヘンリー海輝の得点で追いつく。しかし、勝ち越し点は奪えずにいると、終了間際の90+4分にセットプレーの流れから被弾した。

 町田が今大会初黒星を喫した一方、1節でサンフレッチェ広島、2節でヴィッセル神戸に敗れた後、前節でブリーラム・ユナイテッド(タイ)を下したメルボルンは2連勝を果たした。
 
 アジアサッカー連盟の公式サイトによれば、同クラブを率いるアウレリオ・ヴィドマー監督は、三度目の正直での日本勢撃破をこう振り返った。

「前半はかなり苦しかった。町田は非常に強靭でフィジカルなプレーを見せ、我々が落ち着くまで少し時間がかかった。明らかに、開始1分での先制点が追い風となり、試合をコントロールできたが、長くは続かなかった。私たちは多くのロングボールに対処しなければならなかった。これは我々のリーグではあまり経験しない戦術だ」

 今夏にアビスパ福岡から移籍し、31歳にして初の海外挑戦を果たした金森は、後半の頭から出場した。58歳のオーストラリア人指揮官は、日本人10番のプレーを高く評価しているようだ。

「後半の大きな転機はタケシの投入だった。彼は大きなインパクトをもたらした。また、試合の支配力が向上し、プレッシャー下でのボールロストも減った。全体的に後半の方が遥かに良かった。選手たちを非常に誇りに思う。特に守備面で見せた献身性と必死さが素晴らしかった。今夜の姿勢とメンタリティは非常に高いレベルにあった」

 ACLEのリーグステージは12チームで争い、上位8チームがノックアウトステージに進出。町田は現在、勝点5でぎりぎり圏内の8位、メルボルンは同6で7位につけている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】開始わずか34秒…痛恨のオウンゴールで先制点献上

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