昨季にチームのシーズンMVPに輝いたリーズの田中碧は、故障の間にバックアッパーに降格してしまったものの、ここ２試合のプレミアリーグでスタメンに返り咲いている。その間にベンチスタートとなったのが、ドイツ代表のアントン・シュタッハだ。ダニエル・ファルケ監督は、シュタッハが指とろっ骨の負傷を抱えていたと明かしていた。

　田中が先発復帰を果たしたウェストハム戦で出場機会がなく、前節ブライトン戦では最後の30分間のプレーとなったシュタッハ。専門サイトによると、母国ドイツの『Kicker』で、「休みは良かった。日に日に良くなっている」と話している。

「今は何度か練習をこなし、またインテンシティに慣れることが必要だ。特に中盤はチャレンジが多いからね。すぐにひじが飛んでくることもある」

　これを受け、メディアの受け止め方もそれぞれだ。『Leeds United News』は「リーズは前節で簡単に敗れた。ノッティンガム・フォレスト戦でそれを変えなければならない。シュタッハが出られる状態なら、フィジカルの強さと高さを加えるだけに、タナカより好まれるはずだ」と報じた。

　一方で、『MOT Leeds News』は「シュタッハのケガで主に恩恵を受けたのがタナカだ。先発復帰し、ここ２試合で印象的だった。ウェストハム戦で素晴らしく、ブライトン戦で敗れた際も問題ではなかった」と伝えている。

「特に（田中が）中盤で良いパフォーマンスを続ければ、シュタッハはポジションを取り戻すために上り坂に直面することになるかもしれない。今回こうやってシュタッハが認めたことは、彼の助けにならないだろう。ファルケ監督は選手が挑戦を避けたり、痛みを乗り越えようとするよりも、闘争心や勇敢さを見せることを望むからだ」
 

　一方で、『MOT Leeds News』は「シュタッハのケガで主に恩恵を受けたのがタナカだ。先発復帰し、ここ２試合で印象的だった。ウェストハム戦で素晴らしく、ブライトン戦で敗れた際も問題ではなかった」と伝えている。

「特に（田中が）中盤で良いパフォーマンスを続ければ、シュタッハはポジションを取り戻すために上り坂に直面することになるかもしれない。今回こうやってシュタッハが認めたことは、彼の助けにならないだろう。ファルケ監督は選手が挑戦を避けたり、痛みを乗り越えようとするよりも、闘争心や勇敢さを見せることを望むからだ」

　田中はスタメンの座を保てるのか。『Yorkshire Evening Post』は、先発予想記事で田中はベンチスタートとの見解を示した。

「力が劣るチーム相手では先発として良い選択肢だが、今季はそういうチームが少ない。リーズがポゼッションを支配し、少しの狡猾さを必要とするなら、常にベンチから途中出場できる」

　ファルケ監督の選択が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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