怪我明けの前田大然は110分奮闘。数的優位も思わぬ消耗戦に…セルティック老将も疲弊「信じられないような試合」「今は94歳だ!」

2025年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

デンマークに渡り、中3日でミッティラン戦

持ち前のハードワークで宿敵レンジャーズ撃破に貢献した前田。(C)Getty Images

 現地11月2日に開催されたリーグカップ準決勝で、日本人4選手を擁するセルティックが、宿敵のレンジャーズと対戦。前田大然が先発、旗手怜央が71分から出場し、新戦力の山田新と稲村隼翔はベンチ外となったなか、延長戦の末に3-1で下した。

 25分にジョニー・ケニーの得点で先制したセルティックは、38分からは相手が退場者を出したため人数でも有利に立ったが、中々追加点を奪えず。すると、81分にハンドで与えたPKで同点に追いつかれてしまう。

 それでも、延長戦開始直後の93分にカラム・マグレガー、109分にカラム・オスマンドがネットを揺らし、決勝進出を果たした。

 とはいえ、数的優位な状況でもあっただけに、90分で決着をつけるべきだった。ヨーロッパリーグも戦うスコットランド王者はこの後、デンマークへ渡り、中3日でミッティラン戦に臨む。必要以上に体力を消耗させられた点はネガティブだ。

 怪我を経て先発復帰した前田も、交代するまで110分間ハードワークを続けた。
 
 思わぬ消耗戦を強いられたなか、マーティン・オニール暫定監督もヘトヘトのようだ。電撃辞任したブレンダン・ロジャーズの後任として、先週月曜に就任した73歳のレジェンド指揮官は、『BBCスコットランド』でこう語った。

「信じられないような試合だった。私たちは素晴らしいプレーを見せ、先制点を決めた。オフサイドで得点が取り消された場面もあった。我々は試合を支配していたが、私は(アシスタントの)ショーン・マロニーに、試合を決定づけるゴールが必要だと言っていた。その6、7分後、レンジャーズがPKを獲得したんだ。

 月曜日は73歳だったのに...今は94歳だ!」

 正式な新監督がいつ決まるのかは分からない。しばらくは、20年ぶりにセルティックを率いる老将のもと、一戦必勝で戦い続ける。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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