「監督がヤマダを望んだというのか?」日本人エース放出→補強失敗で不振の欧州名門に伝説FWが苦言。代表歴なしのJリーガー獲得には「理解できない」

2025年11月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ストライカーの獲得希望リストがあった」

ここまではほとんど出場機会を与えられていない山田。(C)Getty Images

 セルティック監督を突如辞任したブレンダン・ロジャーズが、チーム編成をめぐってクラブと衝突していたのは明らかだった。

 昨季、シーズン半ばに古橋亨梧を売却したセルティックは、代役のストライカーを獲得せず。前田大然をCFにコンバートしてしのぐと、日本代表の韋駄天FWが公式戦33得点と活躍し、タイトル獲得を達成している。

 だが、セルティックは夏にニコラス・キューンも売却。さらにジョッタが負傷で長期離脱になったにもかかわらず、アダム・イダも放出する。最終的にフリーだったケレチ・イヘアナチョを加えたが、補強の拙さを批判するファンやメディアは多かった。

 なかでも議論を呼んだのが、それぞれ日本代表歴が1試合とゼロの山田新と稲村隼翔らの獲得だ。ロジャーズが「クラブの補強」と話すなど、自身が望んだ選手でないことを示唆していたからだ。

 セルティックの専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、レジェンドOBの元イングランド代表FWクリス・サットンは、英衛星放送『Sky Sports』で「ロジャーズが1月にキョウゴを失ったことだけでも考えてみよう」と話している。

「そして夏に彼にはストライカーの獲得希望リストがあった。次のレベルに引き上げることを望む選手だ。その希望リストが、カラム・オスマンド、ヤマダ、イヘアナチョ...。その3人をロジャーズが望んだというのか? ハーツ戦でジョニー・ケニーの先発をロジャーズが望んでいたと思うか? そんなはずはない」
 
 元イングランド代表FWは「それにイナムラやジャマイ・シンプソン=ピュージーのような状況もあった。頭を掻きむしりたくなる状況だ。誰も理解できないと思うからね」と続けた。

「もう何年もセルティックは補強戦略で大きな問題を抱えている。誰もその真相が分かっていない。ゴタゴタしている」

 昨季のセルティックは国内で支配を続け、欧州でもチャンピオンズ・リーグでベスト16に迫るなど躍進。今季はさらに上昇気流に乗ることが期待されていた。それが国内でも首位に8ポイント差の2位につけているだけに、周囲のフラストレーションは高まるばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「最優先のターゲットだ」イタリア王者が日本代表MFの獲得に本腰か!世界的名将が熱望と現地報道!"欧州1位"との争奪戦も「質の高い左利きのウイング」

【記事】「日本が韓国を破った相手を粉砕」「容赦ない」16強で4-0圧勝!リトルなでしこの快進撃に韓メディアが驚愕!「韓国は0勝で敗退なのに…」【U-17女子W杯】

【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事