【選手権予選】激戦区・大阪、興國が履正社との死闘を制す! 米子北が県16連覇達成、岡山決勝は延長決着の大接戦!

2025年11月01日 高校サッカーダイジェスト編集部

本大会は今年も12月28日に開幕

岡山決勝は延長戦にもつれ込む激闘。岡山学芸館(右)が就実(左)を1-0で下した。写真:鈴木颯太朗

 11月1日、第104回全国高校サッカー選手権大会の地区予選が全国各地で開催され、新たに3校が全国に名乗りを上げた。

 大阪決勝は履正社と興國が雌雄を決した。実力伯仲の強豪同士の顔合わせは、立ち上がりから一進一退の攻防戦。前半を0-0で折り返し、迎えた後半15分、ついに均衡が破れる。興國は左サイドからのロングスローがゴール前に流れ、それを佐藤瞭が触って先手を取った。だが、履正社も負けていない。後半39分、鳥山が25メートルのスーパーショットをねじ込み、1-1のタイに持ち込んだ。試合は延長戦でも勝負がつかずにPK戦に突入。これをGK岩瀬が3本連続で阻止した興國が3-1で制して、6年ぶり2回目の切符を手中に収めた。

 鳥取決勝では米子北が鳥取城北を相手に2-1の逆転勝ちを収めた。4年連続の同一カードとなった一戦はいきなり動く。前半2分、米子北は鳥取城北の鋭いカウンターを食らい、裏に抜け出した深川に豪快な先制点を決められてしまう。その後はギアを上げて猛反撃。鳥取城北の堅牢に苦しむも、前半アディショナルタイムに山下が決めて試合を振り出しに戻す。後半に入っても主導権を譲らない米子北は、31分、リスタートからこぼれたところを竹内が蹴り込んで逆転に成功。最後まで攻めの姿勢を崩さなかった米子北が大会16連覇を達成した。

 岡山予選は岡山学芸館と就実がファイナルで激突。序盤から怒涛の波状攻撃で相手を押し込んだ岡山学芸館だったが、就実は粘り強い守備の前になかなかビッグチャンスを掴めない。試合はスコアレスのまま推移し、後半を終えてもゴールは生まれなかった。そして迎えた延長前半6分、岡山学芸館が決める。ロングカウンターから好機を掴み、GKが弾いたところを栢森がハーフボレーでネットを揺らした。これが決勝点となり、岡山学芸館が5年連続8回目の全国行きを確定させた。創部14年目での初優勝を目ざした就実は善戦及ばず、涙を呑んだ。
 
[11月1日の予選決勝結果]
大 阪:興國 1(3PK1)1 履正社
鳥 取:米子北 2-1 鳥取城北
岡 山:岡山学芸館 1-0 就実

 11月1日終了時点で本大会出場を決めているのは5校で、先週は秋田商(秋田)と山形明正(山形)が全国切符を掴んだ。本大会は今年も12月28日に開幕、1月12日に国立競技場で決勝戦が開催される。

構成●高校サッカーダイジェスト編集部
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