現地10月29日に開催されたカラバオカップ４回戦で、鎌田大地を擁するクリスタル・パレスが、遠藤航が所属するリバプールと敵地アンフィールドで対戦。３－０で粉砕し、公式戦５試合ぶりに白星を挙げた。

　鎌田と遠藤が揃ってフル出場し、日本代表対決が実現したなか、ボランチの前者は２ゴールを演出する圧巻のパフォーマンスを披露。41分と45分に、中盤から絶妙な縦パスを通し、イスマイラ・サールの複数得点を呼び込んだ。

　多くのファン同様、オリバー・グラスナー監督も大絶賛だ。フランクフルト時代から鎌田を指導するオーストリア人指揮官は、『パレスTV』のインタビューに応じた際、「特に２点目が良かった。あのプレーは本当に気に入った」と切り出し、次のように語った。

「ダイチの素晴らしいパスから３選手が連係し、瞬時に展開。イスマが冷静に決めた。２点目が重要だった。我々はよくやった。イスマはリバプール戦が好きみたいだ。いつも彼らから得点している！もっとも、彼には周囲の選手全員のサポートが必要だ」
 

　グラスナー監督は一方で、試合への入り方を問題視。寝ぼけまなこに映ったようだ。

「正直なところ、最初の15分間はチームのパフォーマンスに満足していなかった。まるでまだホテルのベッドにいるようだった。だけど、その後は上手い試合運びを見せ、優れたゴールを決められた」

　８月のコミュニティ・シールド、９月のプレミアリーグ第６節に続いて、リバプールを撃破したパレスは、現在リーグ10位。名将グラスナーのもと、ここから勝利を重ね、順位を上げていけるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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