アーセナルの本拠地エミレーツの内部に潜入! スタジアムツアーを体験レポート。ロッカーには隠れたこだわりが【現地発】

2025年11月01日 中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

ロッカールームにはシャワーやジャグジー、治療室も完備

スタジアムツアーで見学したロッカールーム(左上)、ヴェンゲルの銅像(右上)、ディレクターズ・ラウンジ(左下)、インタビュー室(右下)。(C)SOCCER DIGEST

 アーセナル本拠地エミレーツのスタジアムツアーに参加した。

 エミレーツへのアクセスは、ロンドン主要ターミナル駅の1つである『King's Cross』駅から地下鉄に乗り、2駅隣の『Holloway Road』駅で下車。駅を出て正面の道をまっすぐ歩いていくと、3分ほどで到着する。

 スタジアムに着き、ツアーの受付場所であるアーセナルの公式ストア『The Armoury』でチケットを購入すると、パンフレットやイヤホン、音声ガイド機を渡される。入場の際に音声ガイドの言語を選択でき、日本語も選べるようになっているため日本人でも安心。各自で自由に参加できるシステムで撮影も可能だ。

 まずはバックヤードを通って見学コースを進み、2階へ上がると"インヴィンシブルズ"を達成したアーセン・ヴェンゲル氏など、これまでアーセナルで功績を残した名将たちの銅像が飾られている。

 さらに階段を上がると、3階のディレクターズ・ラウンジに到着。アーセナルの役員たちは試合の日にスポンサーや対戦相手の役員をここでもてなすのだという。その部屋は約6万人収容のスタンドへと繋がっており、ピッチを一望できた。
 
 再び1階へ降りて、ホームチームのロッカールームを見学。中は広々としていて、選手同士のコミュニケーションが取りやすいように、全員の顔が見える形に設計されているのだという。他にもシャワーやジャグジー、治療室なども完備されており、奥は現指揮官であるミケル・アルテタ監督専用の部屋に繋がっていた。

 一方、アウェーチーム用のロッカーはホーム側とは対照的でシンプルな作り。中央には大きな棚が置かれていて、ガイドによると、相手チームのコミュニケーションをさまたげているのだとか。

 その後、選手が入場するトンネルを通り、ピッチサイドへ。監督や控え選手が座るベンチには実際に座ることもできた。最後にインタビュー室と記者会見ルーム、記者室を見て、このツアーは終了した。

 ツアーのチケットには「アーセナル・ミュージアム」への入場券も含まれており、これまで獲得したトロフィーや歴代ユニホーム、レジェンドたちの軌跡を間近で見ることもできる。

 エミレーツを訪れた際は、ぜひ参加してみては――。

取材・文●中川 翼(サッカーダイジェストWeb編集部/特派)

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