約6秒の沈黙、絞り出した言葉。鹿島戦で痛恨ドロー。サンガ指揮官はラストワンプレーを悔やむ「自分の甘さが出た」

2025年10月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

90+6分に被弾

ドロー決着の鹿島戦を振り返った京都の曺監督。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

「大一番を終えて、今の気持ちを聞かせてください」。試合後のフラッシュインタビューでそう問われた京都サンガF.C.の曺貴裁監督は、約6秒の沈黙のあと、静かに話し出す。

「選手が魂に響くようなパフォーマンスを見せてくれていただけに、勝たせてやりたかった」

 京都は10月25日に行なわれたJ1第35節で、鹿島アントラーズとホームで対戦。首位に立つチームを相手に、3位の京都は36分にマルコ・トゥーリオの得点で先制に成功する。

 1点リードを保ち、終了間際を迎えたが、90+6分、相手のクロス攻撃から鈴木優磨の同点弾を許す。1-1のドローに持ち込まれた。
 
 注目の一戦で勝利を掴めなかった。指揮官は「自分の甘さがそこに出ているんだと思います」と自省。「あのワンプレーをしっかり使い切れない監督の力量不足を感じます」。

 スタジアムには2万人を超える観客が詰めかけた。サポーターへのメッセージを求められると、次のように応じる。

「湘南(前節の試合/1-1)が終わってから、サポーターに勝たせる応援をしてくださいと言って、それにふさわしい、もしくは想像以上の応援をしてもらって、勝てなくてすみません。ただ、まだ我々には残り試合がありますし、自分たちが勝ち切ることで、最終戦の神戸で見る景色が違ってくると思う。早く切り替えて次に向かいたい」

 京都は勝点5差で首位チームを追う。シーズンは残り3試合。次節は11月9日に横浜F・マリノスをホームで迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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