国内に続き、欧州の舞台でも欠場が続くようだ。

　スコットランドの名門セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は10月22日、前田大然が23日に行われるヨーロッパリーグのリーグフェーズ第３節シュトゥルム・グラーツ戦を欠場すると明かした。

　前田は５日のスコットランドリーグ第７節マザーウェル戦で、終了間際のアディショナルタイムに決勝点をあげた。批判を浴びていたなかで貴重なゴールを決め、称賛を集めたが、合流した日本代表で親善試合に出場できず。ケガで離脱を余儀なくされると、リーグ前節のダンディー戦も欠場している。

『The Herald』によると、ロジャーズ監督は「ダイゼンは起用できない」と明かした。

「ハムストリング下部のこりに苦しんでいる。インターナショナルブレイク前のマザーウェル戦で違和感を覚えたと思う。ポジティブなニュースはあるが、復帰時期の予定は決まっていない」

「明日の試合で起用できないことは確かだ。週末については様子を見よう」
 

　セルティックはダンディーに０－２で敗れ、国内リーグで首位ハーツに５ポイント差とリードを広げられた。開幕からチャンピオンズリーグ予選敗退や低調なパフォーマンスに対する批判が大きいだけに、指揮官とチームを取り巻く雰囲気は重くなるばかりだ。

　それだけに、前田の離脱はセルティックにとってさらなる痛手だろう。次節は26日、敵地でハーツとの"天王山"だ。この大事な一戦で前田は戦列に戻ることができるのか。続報が待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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