「何が起きたのか分からない」まさかの2位…苦境の欧州名門、27歳日本代表の不調に元プレミア得点王が驚き「大金でイングランドに向かう選手だと思っていたが…」

2025年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らがけん引する必要がある」

不調が指摘されている旗手。(C)Getty Images

 前田大然、旗手怜央、山田新、稲村隼翔の4選手が所属するスコットランドの名門セルティックは今季、近年になかった苦しみを味わっている。

 クラブによる夏のチーム編成が不満・批判を招き、チャンピオンズリーグでは予選敗退。スコティッシュ・プレミアシップでも無敗を保ちこそすれ、首位に暫定で5ポイント差の2位だ。7節を消化して11得点は、近年の国内リーグで支配的だったセルティックらしからぬ数字だろう。

 補強の失敗が指摘された一方で、前田や旗手、主将カラム・マグレガー、守備の要キャメロン・カーター=ヴィッカーズなど、主力の多くが低調と騒がれている。それでも、OBのクリス・サットンは、その主軸たちの復調が必要と訴えた。

 地元紙『Daily Record』のコラムで、サットンは「状況から、直近で力を示してきた選手たち次第だ。マグレガー、カーター=ヴィッカーズ、マエダ、スケールズ、ハタテ、ジョンソン。これまでやってきた選手たちだよ」と述べている。

 元プレミアリーグの得点王は「もう一度実績ある選手たちと信じている」と続けた。

「セルティックにとって最も大事なタイミングで輝くことができる選手たちだ。この重要な局面では彼らがけん引する必要がある」
 
 さらに、サットンは「今季のハタテに何が起きたのかは分からないが、彼はこれまでからほど遠い出来にある」と、日本人選手に奮起を求めている。

「最初に加入したときは、大金でイングランドに向かう選手だと思った。だが、そうなっていない。それが問題のひとつなのかもしれないが、彼は長くいすぎたのかもしれない。しかし、重要なことではない。リセットするタイミングだからだ」

 最後に、サットンは「ハーツとの上位対決、レンジャーズとのカップ戦準決勝、欧州でさらに2つの大事な試合と、次のインターナショナルブレイクまで重要な時期だ」と強調した。

「だからこそ、今このとき、再びレベルを上げるのに最も必要とされるのは、ブレンダン・ロジャーズ監督とベテランの選手たちだ」

 旗手や前田、そしてセルティックの中心選手たちは、難しいスタートとなったシーズンを立て直すことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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