セットプレーなどでゲームが止まると…
浦和に4-0で勝利した横浜FM。J1残留へ一歩前進した。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)
[J1第34節]横浜FM 4-0 浦和/10月18日/日産スタジアム
代表ウィークによる約2週間の中断期間を経て、横浜F・マリノスが浦和レッズをホームに迎えたJ1第34節の一戦は、ホームチームの4発大勝という結果に終わった。
横浜FMは開始6分に谷村海那のゴールで先制すると、34分にジェイソン・キニョーネス、45分にジョルディ・クルークス、45+5分に植中朝日がネットを揺らし、前半だけで4点をリードした。
後半は、選手交代などで攻勢を強めてきた浦和に、ボールを持たれる時間が増えた。それでも最後まで集中を切らさず守り切った横浜FMは、クリーンシートを達成した。
シンプルに背後を狙った攻撃を仕掛け、ボールを取られたらハイプレスをかける。他にも細かな戦術はあるはずだが、横浜FMが2週間で準備してきたチームのやり方が功を奏したと言えるだろう。
代表ウィークによる約2週間の中断期間を経て、横浜F・マリノスが浦和レッズをホームに迎えたJ1第34節の一戦は、ホームチームの4発大勝という結果に終わった。
横浜FMは開始6分に谷村海那のゴールで先制すると、34分にジェイソン・キニョーネス、45分にジョルディ・クルークス、45+5分に植中朝日がネットを揺らし、前半だけで4点をリードした。
後半は、選手交代などで攻勢を強めてきた浦和に、ボールを持たれる時間が増えた。それでも最後まで集中を切らさず守り切った横浜FMは、クリーンシートを達成した。
シンプルに背後を狙った攻撃を仕掛け、ボールを取られたらハイプレスをかける。他にも細かな戦術はあるはずだが、横浜FMが2週間で準備してきたチームのやり方が功を奏したと言えるだろう。
今節では、試合中のコミュニケーションにも変化が見えた。
セットプレーやファウルなどでゲームが止まると、たびたび選手がベンチへ駆け寄って大島秀夫監督やコーチ陣から指示を受ける。10分ほど経過した時に、GK朴一圭がわざわざ最前線の谷村の下へ走って確認をするなど、選手同士がピッチ内で意思疎通するシーンも多かった。
また、チームの2点目が決まった時に、得点を喜ぶ選手たちがいる一方で、井上健太と谷村がセンターサークル付近で話し合っていた。3点目を奪った45分には、その後の試合の進め方を確認するため、喜田拓也が早めに自陣に戻って大島監督から指示を受けているのも印象的だった。
サッカーの試合において、こうしたコミュニケーションを取ることは必要不可欠であり、なんら珍しいものではない。ただ、今節の横浜FMはいつにも増して多かったように映った。実際、喜田も「みんなでコミュニケーションが取れて、共通の絵を描きながらできた」と手応えを口にする。
「喜田君を中心に、声掛けを90分間怠らずにやれたのは大きかった」と語った鈴木冬一は、チームとしての成長を感じているという。
「大島監督になって、特にここ数試合は一人ひとりの発言が増えてきた。僕自身は発言することが責任感に繋がると思っているので、それが試合だけじゃなくて、練習から出てきている。最後のクオリティや試合の入り方、ボールの受け方などの細かいところまで突き詰められているので、それが今日も出たのかなと思います」
そして、朴も「今までは自分たちがやりたいこと、やらなきゃいけないことを、ただやる感じだったと思う」とコメント。そのうえで、「前回のレイソル戦(0-1)も踏まえて、この2週間の準備では、やろうとしていることに対する質を求めるようになった。背後に蹴るにしても、どういう質がいいのか、どこに落とせばいいのか、そういうコミュニケーションが密に取れている」と話す。
リーグ戦は残り4試合。横浜FMはそのうち3試合がサンフレッチェ広島、京都サンガF.C.、鹿島アントラーズで、優勝争いをするチームとの対戦を残す。予断を許さない状況だが、浦和戦は得点差だけでなく、戦い方においても残留に向けて希望が持てるゲームだった。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
【動画】チームを勢いに乗せる谷村の先制ゴール!
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セットプレーやファウルなどでゲームが止まると、たびたび選手がベンチへ駆け寄って大島秀夫監督やコーチ陣から指示を受ける。10分ほど経過した時に、GK朴一圭がわざわざ最前線の谷村の下へ走って確認をするなど、選手同士がピッチ内で意思疎通するシーンも多かった。
また、チームの2点目が決まった時に、得点を喜ぶ選手たちがいる一方で、井上健太と谷村がセンターサークル付近で話し合っていた。3点目を奪った45分には、その後の試合の進め方を確認するため、喜田拓也が早めに自陣に戻って大島監督から指示を受けているのも印象的だった。
サッカーの試合において、こうしたコミュニケーションを取ることは必要不可欠であり、なんら珍しいものではない。ただ、今節の横浜FMはいつにも増して多かったように映った。実際、喜田も「みんなでコミュニケーションが取れて、共通の絵を描きながらできた」と手応えを口にする。
「喜田君を中心に、声掛けを90分間怠らずにやれたのは大きかった」と語った鈴木冬一は、チームとしての成長を感じているという。
「大島監督になって、特にここ数試合は一人ひとりの発言が増えてきた。僕自身は発言することが責任感に繋がると思っているので、それが試合だけじゃなくて、練習から出てきている。最後のクオリティや試合の入り方、ボールの受け方などの細かいところまで突き詰められているので、それが今日も出たのかなと思います」
そして、朴も「今までは自分たちがやりたいこと、やらなきゃいけないことを、ただやる感じだったと思う」とコメント。そのうえで、「前回のレイソル戦(0-1)も踏まえて、この2週間の準備では、やろうとしていることに対する質を求めるようになった。背後に蹴るにしても、どういう質がいいのか、どこに落とせばいいのか、そういうコミュニケーションが密に取れている」と話す。
リーグ戦は残り4試合。横浜FMはそのうち3試合がサンフレッチェ広島、京都サンガF.C.、鹿島アントラーズで、優勝争いをするチームとの対戦を残す。予断を許さない状況だが、浦和戦は得点差だけでなく、戦い方においても残留に向けて希望が持てるゲームだった。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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