「使うつもりがないなら、なぜ帰化させた?」ドイツの年代別代表→韓国A代表を選択した22歳の“出番なし”に韓メディアが苦言!「喜んで韓国を選んだのに…」

2025年10月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ファン・インボムとのコンビネーションを試さなかった」

パラグアイ戦は出番なしに終わったカストロップ。(C)Getty Images

 韓国代表は、10月シリーズで、ブラジルに0-5の完敗を喫した後、パラグアイに2-0で快勝を飾った。

 ドイツ人の父、韓国人の母を持つボルシアMGのMFイェンス・カストロップは、韓国代表デビューを飾った9月の米国遠征に続いて招集されたものの、ブラジル戦は途中出場、パラグアイ戦は出番なしに終わった。

 韓国メディア『OSEN』はこの起用法を疑問視。「使うつもりがないなら、なぜ帰化させたんだ? イェンス・カストロップ、パラグアイ戦で出場なし。ファン・インボムとの組み合わせを実験すらしなかった」と題した記事を掲載。レギュラーだったパク・ヨンウを長欠中のなか、ダブルボランチの起用法について、こう報じている。

「ホン・ミョンボ監督の信頼を得ていたパク・ヨンウは、所属クラブの試合中に前十字靭帯断裂で戦列を離れた。一方、ファン・インボムはふくらはぎの負傷から復帰し、絶好調だ。パラグアイ戦では、見事なドリブルと優れた視野で試合を支配した」

「ファン・インボムのパートナーにはキム・ジンギュが抜擢され、90分間フル出場した。ウォン・ドゥジェは後半21分にファン・インボムと交代し、ベンチで待機していたカストロップは結局、出場機会を得られなかった」
 
 記事は「ブラジル戦ではファン・インボムは前半のみの出場で、代わりにカストロップが出場した。ホン・ミョンボ監督は10月の2試合でファン・インボムとカストロップのコンビネーションを試さなかった」と続けた。

 試合後、ホン・ミョンボ監督は「ファン・インボムとイェンスの連携は試せなかったが、今後チャンスはあるだろう。状況に応じて判断していく」と語った。

 同メディアはこのコメントを紹介しつつ、「しかし、ワールドカップが迫るなか、新しい組み合わせを試すのは難しい」と指摘。こう見解を示している。

「ドイツの年齢別代表に着実に選ばれてきたカストロップは母の母国でプレーするために韓国を選択した。ドイツメディアはカストロップの選択を露骨に批判している。韓国を選択したことで、ブンデスリーガで不利益を受ける可能性があるというのだ。『韓国のブラジル戦の敗因はイェンス』という悪意のある非難記事も出ている。次代のドイツ代表のスカッドが韓国に行ったことに対する一種の報復措置だ」

「ブンデスリーガで不利益を受けたとしても、喜んで太極マークを付けたのがカストロップだ。しかし、これまでホン・ミョンボ監督から満足のいく役割と出場時間を与えられていない。時間がないのにファン・インボムとカストロップの組合せの可能性を実験すらしなかったのは残念だ」

 せっかく韓国代表に引き入れた22歳の使い方に不満が噴出している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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