「鬼だ。もうやめてくれ」プレーオフ行きほぼ確定のイタリア、対戦相手候補に“天敵”浮上で戦々恐々!3大会連続の予選敗退の危機「ひどい記憶」【W杯欧州予選】

2025年10月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

プレーオフの組み合わせ抽選は11月21日

グループ2位以上を確定させたイタリア代表。(C)Getty Images

 イタリア代表は10月14日に行われた2026年ワールドカップ(W杯)欧州予選で、エストニアにホームで3-0と快勝した。これでグループ2位以内を確定させている。

 6試合を消化し、イタリアは5勝1敗の15ポイント。7試合を消化して9ポイントの3位イスラエルとの差を広げた。首位ノルウェーは消化試合数が同じで18ポイント。イタリアは最終節の直接対決に勝てばポイントで並ぶ。

 だが、得失点差がノルウェーの+26に対し、イタリアは+10と大差をつけられている。そのため、11月のホームでのエストニア戦でノルウェーがポイントを落とさない限り、イタリアは本大会出場が確定する1位浮上が難しい状況だ。

 グループ2位になった場合、イタリアはプレーオフに回る。そしてこのプレーオフが、近年のイタリアにとって鬼門となっているのは周知のとおりだ。2018年ロシア大会予選ではスウェーデンに、2022年カタール大会予選では北マケドニアに敗れ、イタリアはここ2大会に出場できていない。

 当然、3大会連続の予選敗退を避けたいイタリアにとって、プレーオフで対戦する相手がどこになるかは大きな関心となる。『Gazzetta dello Sport』紙は、現状でプレーオフ初戦に対決する可能性のある国が、ルーマニア、スウェーデン、北マケドニア、北アイルランドだと報じた。
 
 前述のとおり、イタリアはスウェーデンと北マケドニアにプレーオフで敗れたばかりだ。それだけに、同紙は「ハッピーエンドのないおとぎ話に出てくる鬼だ。もうやめてくれ」と、厄介な存在で対戦を避けたい天敵との見解を示している。

 そのうえで、Gazzetta dello Sport紙は、プレーオフが行われる3月までは時間があり、その間に何があるかは分からないと指摘。それだけに直近の11月の予選でしっかり2勝することが大切と主張した。

「何よりもイタリアはひどい記憶の重荷を取り除かなければならない。過去のことだ。脇においておこう。そしてW杯(出場権)をとりにいくのだ」

 優勝回数でブラジルに次ぎ、ドイツと並ぶ4回を誇るイタリアは、3大会連続でW杯を逃す事態を避けることができるだろうか。プレーオフの組み合わせ抽選は11月21日に行われる予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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