「日本は成長と結束力を世界に示した」大逆転でブラジル撃破の森保ジャパンを欧州メディアが手放し称賛!「シナリオは完全に書き換えられた」「W杯に向けて大きな意味を持つ」

2025年10月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「浮き足だったブラジルを現実に引き戻した」

攻守にタレントが躍動し、見事20分間で3発を叩き込んだ森保ジャパン。ブラジル戦初勝利の宿願を果たした。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部)

 王国ブラジル、東京で大逆転負け――。欧州メディアも驚きを隠せない。

 10月14日、日本代表は東京スタジアムでブラジル代表と対戦。何度か決定機を掴んだ日本だったが、それらを決め切れないでいると、26分にパウロ・エンリケに、32分にはマルチネッリにゴールを許してリードを広げられてしまう。だが、後半になると形勢は一変する。まずは52分、南野拓実が敵DFのミスを突いて1点を返す。さらに62分に伊東純也のクロスをファーで待ち受けた中村敬斗がダイレクトボレーで合わせて同点に追いつき、71分には伊東の左CKに上田綺世が豪快ヘッダーで応えて逆転に成功するのだ。

 終盤はブラジルの猛攻に晒された日本だったが、守備陣を中心に粘りのディフェンスで凌ぎ切ってタイムアップ。日本は14度目の対戦にしてついに天敵ブラジルから初白星を挙げ、通算成績を1勝2分け11敗とした。
 
 複数のブラジル代表メンバーがプレーするスペインのメディアも、カナリア軍団の敗戦を速報で伝えた。全国紙『MARCA』は「ブラジルは数日前に韓国を5-0で一蹴したが、日本戦の敗北で厳しい現実に引き戻されてしまった」と記し、「攻撃的な4-2-4を採用したブラジル。一方の日本はこれを予見し、守備時に5−3−2にも変化する3−4−3システムを選択した。南野が守備時には中盤まで下がってブロックを形成するなど、この戦術が功を奏し、ブラジルの攻撃をほぼ完全に封じ込めたのだ」と分析する。

 さらに同メディアは「0-2とされても日本は怯まず、猛烈なプレッシングと鋭いカウンターで苦境を打破する。誰もが思い描いていた後半のシナリオは完全に書き換えられた」と評しつつ、「親善試合とはいえ、韓国戦の大勝後に浮き足だったブラジルを現実に引き戻し、日本はその成長と結束力を世界に示す結果となった。彼らにとっては史上初のブラジル撃破。2026年ワールドカップを控え、大きな意味を持つ勝利である」と論じた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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