10月14日、東京スタジアム（味スタ）で開催されたキリンチャレンジカップで、ブラジル代表は森保一監督が率いる日本代表と対戦。２点のリードを守り切れず２－３で敗れて、日本戦初黒星を喫した。

　立ち上がりからゲームの主導権を握ったブラジルは、26分にパウロ・エンリケのゴールで先制。その６分後にはガブリエウ・マルチネッリが追加点を奪って、前半２点のリードを奪う。

　しかし後半に入って52分に、ファブリシオ・ブルーノが自陣で痛恨のパスミス。ボールをカットした南野拓実にネットを揺らされて１点差に詰め寄られる。この失点で流れが一変すると、62分に中村敬斗、71分に上田綺世と立て続けにゴールを許した。
 

　ブラジルメディア『globo』によると試合後、１失点目に関与したファブリシオ・ブルーノは、「僕にとっては不運だった。このプレーが選手として自分を定義するものではないことを強調したい。しかしこれは僕のミスだ。責任を負い、ブラジルのファンのみんなに謝りたい」と反省を口にする。

　また、チームメイトや家族から励ましの言葉をもらったという。29歳のブラジル人DFは涙ながらにこう述べている。

「家族、妻、子供たち、父、母、兄弟…彼らはいつも僕に寄り添い、力を与えてくれる。試合後にロッカールームに戻ると、まず妻からメッセージが届いた。妻は僕を前に進めてくれる。そしてコーチがハグしてくれて、カゼミーロは大きな自信を与えてくれた。申し訳ない」

　この教訓を今後に生かしたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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