「たくさんのサッカー関係者の方に、多大なるご心配、ご迷惑をおかけしていることを、まずはお詫びしたいと思っています」

　10月10日に行なわれたキリンチャレンジカップのパラグアイ戦後、日本サッカー協会（JFA）の宮本恒靖会長が囲み取材に対応。７日の理事会で、契約解除と技術委員長職を解任された影山雅永技術委員長について言及した。

　影山氏はパリ行きの機内にて児童ポルノを閲覧した疑いで、パリ到着時の空港で拘束され、その後に有罪判決を受けた。

　宮本会長は「これまでもコンプライアンス、ガバナンスのところはやってきましたけど、もっとしっかりと、そこに取り組んでいくということで、何を取り組むのか、何を改善するのかをしっかりと話し合うようなグループを立ち上げる準備はしていきたい」と語る。
 

　契約解除の過程については、「影山さんとの契約のなかに、こういうことがあった場合に、契約を解除できるという条項があります。今回の件は、そこに合致するということを理事会で判断しました」という。被疑事実の特定に関しては、「被疑事実というものではなくて、文言、詳しくは言えないですけど、そこに今回の被疑事実ではなくても、そこに合致したということ」だ。

　先日の会見で状況は説明されていたなかで、「事実確認をしなければいけない段階だと思っています。そこに関してはまだ、できていないので、この間の会見より詳しいというのは、把握できている状況ではないです」とのことだ。

　なお、後任の人事を問われれば「できるだけ早いうちに」と応じる。「いろんな影響があると思っていますから、できるだけ早く、後任を決めたいと思います」と続けた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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