相手も引っ張ってるじゃないか――マリノス指揮官がジャッジに憮然。谷村の得点は取り消し、角田は負傷交代「足にくっきりスパイクのあとがある」

2025年10月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

0-1で敗戦、勝点31の17位

横浜FMを率いる大島監督。0-1で敗れた柏戦を「相手以上のものと戦わなきゃいけなくなった」と振り返った。写真:福冨倖希

 おそらく、得点を取り消されたシーンに言及したのだろう。横浜F・マリノスの大島秀夫監督が、試合後のフラッシュインタビューでまくしたてる。

「選手は本当に、最後まで走って、戦ってくれました。この結果は本当に悔しくて、もちろん結果もそうなんですけど、相手以上のものと戦わなきゃいけなくなった状況だったのかなと。

 あれをファウルを取られるとしたら、どうやってマークを外すのか、じゃあ相手はどうやって守備をするのか。直前に相手選手が引っ張ったところはクローズアップせず、うちの選手の手がかかったところだけ、アップにして、クローズアップする。そのやり方で本当にJリーグがレベルアップしていくのかは、本当に悔しく思います」

 10月4日に行なわれたJ1第33節で、横浜FMは敵地で柏レイソルと対戦。スコアレスで迎えた18分、ジョルディ・クルークスのクロスに走り込んだ谷村海那がダイレクトで押し込み、ネットを揺らす。

 先制かと思われたが、「攻撃側によるファウルの可能性」でVARが介入し、オンフィールドレビューの末、ファウルが認められて得点は無効に。映像を見返せば、ボックス内の激しいポジション争いで、敵DFの古賀太陽に谷村の右手がかかっているが、2人のやり合いは直前にも確認できる。
 
 大島監督の"悔しさ"は、まだある。64分に角田涼太朗が負傷交代。指揮官は「ツノが、これも流されましたけど、足に大きな傷を負うタックルだったと思うんで。そういうことも含めて、いろんなところに悔しさが残ります」と語る。「検査とかしていないので分からないですけど、足にくっきりスパイクのあとがあるっていう状況で、本人も痛そうにしています」とのことだ。

 結局、横浜FMは41分に失点し、その後の反撃も実らず0-1で敗戦。残留圏の17位は変わらないが、降格圏の18位・横浜FCと同じ勝点31だ。

 厳しい残留争いは続くなかで、今後に向けて大島監督は「全員で、気持ちを入れて、一日一日、やっていくしかない」と表情を引き締めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】問題のシーン。谷村のゴールが決まったかに思われたが...

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