日本サッカー協会が10月２日、パラグアイ、ブラジルとの強化試合に臨む森保ジャパンのメンバーを発表。アキレス腱断裂の大怪我から復帰した谷口彰悟が、代表にも帰還した。

　34歳の頼れるCBは、所属クラブのベルギー１部シント・トロイデン（STVV）でインタビューに対応。今回のメンバー入りについて「素直に嬉しく思いました。昨年大怪我をしてそこからリハビリしながら、もう１回日本代表のユニホームを着てピッチに立つところを大きな目標の１つにしながら頑張ってきたので、まずはまたそのチャンスを得られたことをすごく嬉しく思っています」と語った。

　南米の強豪との２連戦。「この試合でどんな収穫を得たいか」と問われた際には、谷口は次のように答えた。

「まずは非常に良い相手とマッチメイクをしていただいたなと思っています。ワールドカップ常連国というか、そういった国とワールドカップまで１年を切った段階で対戦できるのは非常にありがたいです。自分たちがやってきたことがどう通用するのか。

　本番を想定してってところも、もちろんあるだろうし、その辺をみんなで合わせながら、そして個人的にもやっぱりメンバー争はこれからずっと付いてくる。そういった争いに負けないように、存在感を示していけるようなプレーをしていきたいです」
 

　今季からSTVVでキャプテンを務める谷口は、ピッチ内ではもちろん、ピッチ外でもリーダーシップを発揮する構えだ。

「もちろん、まずプレーで自分のできることを精一杯やっていきたいですし、自分の特長だったり、声で動かしたり、ディフェンスを統率するところはいつも通り率先してやっていきたいです。ピッチ外でもベテランの選手として、みんなの見本になれるぐらいのことをやっていきたいです。ピッチ内外で存在感を出せるように、貢献していきたいです。

　日本代表としても非常に大事な２戦になりますし、久々に日本で試合ができるところを本当に嬉しく思っています。見に来てくださる方、テレビで見てくださる方も非常に楽しみにしていただいているんじゃないかなと思っているので、そういった方々に素晴らしいゲームを届けられるように精一杯戦います」

「谷口ここにあり」と――確かな存在感をピッチ内外で発揮できるか。不屈の闘志で帰ってきた男に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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