「口先だけのファミリーだなんだじゃなくて」権田修一が神戸デビュー戦後に示した覚悟「本当の意味で1つにならないと」【ACLE】

2025年10月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「良くなる余地は無限にある」

9月20日に神戸に加入した権田。(C)AFC

 ヴィッセル神戸が10月1日、アジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)のリーグステージ第2節で、金森健志が所属するメルボルン・シティとホームで対戦。オーストラリアの強豪相手に1点が遠い状況が続いたなか、90+4分に汰木康也が値千金の決勝点を挙げ、1-0でACLE2連勝を果たした。

 4日前のリーグ戦からメンバーを大幅に入れ替え。GKは前川黛也に代わり、先月20日に加入した権田修一が務めた。すると権田は、きっちりと無失点で凌いでみせたほか、ロングキックで汰木の得点の起点ともなった。

 頼れる新守護神は神戸デビュー戦後、『DAZN』のインタビューに対応。感情を問われ、「嬉しいです。やっぱ勝利が1番嬉しい。普段なかなか出場機会がないメンバーでしたし、そういうなかでチームみんなで戦って取れた勝点3なので、本当に嬉しいです」と喜びを伝えた。その上で、これからより深めていく連携面に関して、次のように語った。

「今日が初めてみんなと一緒にこの大きなピッチでサッカーをやる状況だったので、当然まだまだ良くなる余地は無限にある。僕自身のキックだったりは、このチームですごく活かせるのかなと思うので、そういうところは良さを出しながら。あとはもっと他の選手の良さだったりを、もっと普段の練習とかから話しながら引き出せるようになっていったらいいなと。それが自分がこのチームでプラスになれることなのかなと思っています」
 
 アジアでの戦いはどんな部分が重要になっていくのか。日本代表での経験も豊富な36歳は、一致団結の重要性を説いた。

「ここから連戦が続くなかで、全員の力が必要になってくる。そこの部分は僕自身も色んな経験をして...チームとして本当の意味で、口先だけのファミリーだなんだじゃなくて、本当の意味でやっぱ1つにならないとチームとしては勝てないと思う。このクラブは勝つっていう目標のために全員がハードワークできるチームなので、そこに自分もしっかり乗って、プラスになれることは出していきたいです」

 悲願のアジア制覇へ。権田自身も前川らと切磋琢磨しながら、よりパフォーマンスレベルを上げていく。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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