「昨日の出来事など誰も覚えていない。今この瞬間が全てだ」宿敵レアル粉砕時に涙の熱血漢がきっぱり。対して堂安所属フランクフルトの指揮官は――【CL】

2025年09月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本代表の10番、堂安のCL初ゴールは生まれるのか

アトレティコのシメオネ監督と、堂安を擁するフランクフルトのトップメラー監督(右)。CL2戦目を制するのはどちらか。(C)Getty Images

 現地9月30日に開催されるチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第2節で、アトレティコ・マドリーと堂安律が加入したフランクフルトが、前者のホームで対戦する。この一戦を前に両監督が会見に出席した。欧州サッカー連盟の公式サイトが発言を伝えている。

 アトレティコは27日に行なわれた宿敵レアル・マドリーとのダービーで5-2の大勝を収めた。その際、同クラブ在任15年を誇るディエゴ・シメオネ監督は、喜びのあまり涙を流した。

 ただ、それはもう過去の話。気持ちを完全に切り替えた55歳の熱血漢は、「昨日の出来事など誰も覚えていない。今この瞬間こそが全てだ。私たちはこれから訪れるものに立ち向かい、信念を持ち、自らの行動を信じなければならない」と力強い言葉を発した。
 
 対してフランクフルトは27日に、堂安の2アシストもあり、ボルシアMGを6-4で撃破した。直近3戦で14ゴールと得点力を爆発させ、勢いづいているが、敵将の一回り年下であるディノ・トップメラー監督は、あくまでチャレンジャー精神を強調。対戦相手について次のように語った。

「アトレティコは10年、いやそれ以上もの間、ヨーロッパの絶対的なトップチームの1つであり、いつだって決勝進出の有力候補だ。彼らは特にホームで観客と監督のエネルギーを背に、信じられないほどの強度でプレーする。常に相手を屈服させている。

 我々は下馬評が低い立場にある。アトレティコは攻撃力に優れ、個の質が高い。我々はチームとして守備と攻撃を一体で行なう必要がある。相手は守備面でも極めて堅固だ。彼らが深い位置でブロックを組めば、突破は極めて困難となる。若き我々のチームがここで勝つには大きな挑戦となる。私たちの攻撃的なプレーの鍵は、守備的なメンタリティにある。そこからチャンスは生まれる」

 日本代表の10番、堂安のCL初ゴールは生まれるのかも含め、大きな注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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