「失望と疑念の時期はあった」“帰還”モウリーニョ、愛するチェルシーをストレートに語る!「ECLはビッグクラブにとって容易。CWCは…」

2025年09月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私は彼らの歴史の一部であり、彼らは私の歴史の一部」

25年ぶりにベンフィカの監督に復帰したモウリーニョ。(C)Getty Images

 あの"スペシャル・ワン"が、スタンフォード・ブリッジに帰ってくる。

 現地9月30日に開催されるチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第2節で、ジョゼ・モウリーニョ監督が電撃就任したベンフィカが、チェルシーと敵地で対戦する。

 モウリーニョ監督はこれまで、チェルシーやインテル、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッドといった各国の名門で活躍。直近ではトルコのフェネルバフチェを率いていたが、先月に解任された後、2000年に短期間監督を務めたベンフィカに復帰した。

 チェルシーでは2004年から2007年、2013年から2015年の2度の期間に渡って指揮を執り、3度プレミアリーグ制覇に導くなど確かな足跡を残した。

 英衛星放送『Sky Sports』によれば、62歳のポルトガル人指揮官はチェルシー戦の前日会見で「もちろん、私は永遠にブルーズの一員だ」と古巣への強い想いを伝えた。

「私は彼らの歴史の一部であり、彼らは私の歴史の一部だ。私はチェルシーをより大きくする手助けをし、彼らはより大きなジョゼにする手助けをしてくれた。『私はブルーズの一員ではない』と言う時、それは明日果たすべき職務について語っているのだと理解してほしい」
 
 最近のチェルシーは、2022-23シーズンにプレミアリーグ12位に低迷するなど、苦しい時期を過ごした。ただ、昨季に就任1年目のエンツォ・マレスカ監督のもと、カンファレンスリーグ(ECL)とクラブ・ワールドカップ(CWC)を制し、輝きを取り戻しつつある。

 モウリーニョ監督は「外部から見てさえ、疑問符を付けざるを得ない悲しい時期があった。チェルシーはクラブとしてのアイデンティティを失ったように見えた。しかし昨季の出来事が軌道を修正した」とマレスカ監督を称えた。

「彼らはエンツォに信頼を寄せ、彼が持ち込んだアイデアはクラブが掲げる哲学に完璧に合致した。カンファレンスリーグはビッグクラブにとって容易な大会だ。私もローマで優勝を経験した。

 クラブ・ワールドカップについては、チャンピオンズリーグの方が重要だと主張する者もいるが、あの(ユニホームに縫い付けられた)エンブレムは大きな意味を持つ。クラブ初の優勝だからだ。それが信頼と自信の基盤となった。サポーターレベルでもその変化を感じている。雰囲気は完全に変わった。失望と疑念の時期はあったが、今は幸福と信頼の時代だ」

 欧州最高峰の舞台CLで繰り広げられる"モウリーニョ・ダービー"は、一体どんな戦いになるのか。大きな注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「誰にも止められない」「凄まじい」衝撃のブンデス初ゴール&初アシスト!大暴れの24歳日本代表をドイツ大手紙が"最高評価"で絶賛!

【画像】森保ジャパンのパワーランキング最新版!3位は板倉滉、2位は遠藤航、1位は? サカダイ独自集計のTOP20を一挙紹介!

【記事】彼がいないとここまで違うのか。完敗の日本代表は「生命線」の不在が大きく影響した【担当記者コラム】
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事