「ファンはとても不満」日本人エースの放出に欧州名門のサポーターは怒り「代役を加えずに売却した」

2025年09月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「経営陣にはまったく影響しないと思う」

今冬にセルティックからレンヌへ移籍した古橋。現在はイングランド2部のバーミンガムでプレーする。(C)Getty Images

 前田大然は夏のマーケットで移籍を志願していたことを明かしてから、冬の移籍市場での去就が注目されている。モチベーション低下を指摘し、セルティックに放出をうながす声も少なくない。

 昨季も、クラブは1月に大エースだった古橋亨梧をレンヌに売却している。ただ、そのときに批判されたのが、代役となるストライカーを獲得しなかったことだ。アダム・イダは不振が続き、最終的に夏に退団。そしてその代役確保も遅れ、セルティックのサポーターは不満を募らせていった。

 その経緯を考えれば、1月に主力である前田を慰留したり、新たな補強に乗り出しても不思議ではない。だが、地元記者はクラブがサポーターを満足させようとすることはないとの見解だ。

 ピート・オルーク記者は、『Football Insider』で「(サポーターが)どんな抗議活動をしようと、セルティック経営陣にはまったく影響しないと思う」と主張している。

「ファンの不満を和らげるためだけに、1月に彼らが資金投入を迫られることはないだろう」
 
同記者は「クラブの夏の編成にファンがとても不満なのは周知のとおりだ。代役を獲得せずにイダを売った。その前の1月も代役を加えずにキョウゴを売った」と続けている。

「そしてもちろん、チャンピオンズリーグ予選敗退がクラブとファンに大きな痛手となった。サポーターはピッチ外での現状に不満だった。だが、経営陣が簡単に金を使うことはないのはこれまで示されている。彼らが獲得するとしたら、補強となり、ブレンダン・ロジャーズのチームを改善すると感じた場合だけだろう」

セルティックはスコティッシュ・プレミアシップで首位に立っている。宿敵レンジャーズとは早くも9差だ。それでも、編成への不満や欧州での苦戦から、周囲のフラストレーションは高まるばかり。冬のマーケットで、クラブはどのように動くのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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