「中国対スペイン…史上最悪の大会か」2030年W杯の64か国参加案を海外メディアが疑問視。出場を期待する中国をバッサリ「枠が増えれば出られるのか?」

2025年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「屈辱的な歴史を続けている」

7大会連続でワールドカップ出場を逃した中国代表。(C)Getty Images

 FIFA(国際サッカー連盟)は、100周年の記念大会となる2030年のワールドカップで、出場枠を64か国に広げる案を検討しているという。米大手の『ESPN』が伝えた。

 この報道を受けて、中国メディア『捜狐』は「朗報だ」と期待感を示した。

「2030年のワールドカップが64チームに拡大された場合、アジアの出場枠は12.5枠へと大幅に増加する可能性がある。これは中国代表にとって非常に心強いニュースであり、予選突破の可能性を大きく高めるだろう」

 こうした動きに反発したのが韓国メディア『スポーツ朝鮮』だ。「中国対スペイン。史上最悪のワールドカップか? それでも14億人が熱狂する」と報道。出場枠の拡大に難色を示している。

「中国は、出場チームが48チームに拡大された2026年北中米ワールドカップでも最終予選で敗退した。チーム数が増加したにもかかわらず、中国はアジア予選を突破することすらできず、2002年の日韓ワールドカップ以来、6大会連続で本大会出場を逃すという屈辱的な歴史を続けている」

「参加国が64カ国に増えれば、中国は出場できるのだろうか? 保証は難しい。FIFAランキング94位の中国は、アジアで14位だ。参加国が64か国に増えれば、アジアに割り当てられるチケットは12.5枚にまで増える可能性があるが、出場するためにはランキングを上回る成績が必要となるのだ」
 
 同メディアは「しかしながら、中国メディアは期待を高めている。捜狐は『参加国が64か国に増えれば、中国は出場できるだろう』と報じた。彼らは、中国代表が本大会に進出する確率は90%を超える可能性があると評価した。14億人の中国ファンの期待を高めるのは間違いないだろう」と続けた。

 ただ、64か国となれば、FIFA加盟国の約3分の1がW杯に出場することになる。大会の価値やレベルが疑問視されるのは避けられないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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