J2今治、一部サポのフィールドエリア侵入&飛び降り行為発生で注意喚起。臨場感が魅力の“フェンスなし”本拠地

2025年09月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「スタジアムの魅力を守るため」

FC今治のホーム・アシックス里山スタジアム。スタンドとピッチの距離が近く、臨場感を味わえる。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 J2のFC今治が9月26日、観戦ルールに関する声明を発表。サポーターに対して注意を呼び掛けた。

 クラブによると今シーズンに入り、FC今治のホーム・アシックス里山スタジアムで、一部ビジターサポーターによるフィールドエリアへの侵入や飛び降り行為が発生しているという。Jリーグ共通観戦ルールでは、フィールドエリアへの飛び降りは禁止されており、選手と観客の安全を守るための重要なルールとなっている。

 今治はこれまでも対策として、警備員の増員・配置強化、ビジタークラブサポーターへのホームページを通じた事前案内、現地での説明、およびビジターチームの運営担当者との連携など、さまざまな取り組みを実施してきた。

 今回の声明は、これらの対策に加えて、あらためて全ての観戦者に向けて注意喚起を行なうものだ。
 
 アシックス里山スタジアムの大きな特徴は、ピッチとの距離が近く、選手に近い目線で試合の臨場感を味わえる点にある。今治は、この魅力を最大限に生かすため、あえて客席前方にフェンスを設置していない設計を採用している。

 この特徴は多くのサッカーファンに支持されている一方で、フィールドへの侵入が容易になるというリスクも伴う。クラブはこの魅力を守りながらも安全性を確保するために、来場者一人ひとりの協力を求めている。

 今治は今回の発表で、フィールドエリアへの侵入や飛び降りなどの危険行為があった場合は、退場処分を含めた厳正な対応を取らざるを得ない場合があると明言。クラブは今後も引き続き、誰もが安心して楽しめるスタジアム運営に向けた取り組みを継続していくとしている。

 ホーム・ビジターを問わず、アシックス里山スタジアムを訪れるすべての観客とともに、安全で魅力あるスタジアム環境を構築していく考えだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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