プレミアでまだ0G0A…ドイツの天才は選択を誤った? バイエルン70歳重鎮が断言「リバプールより、うちでプレーした方が良かった」

2025年09月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ヴィルツの件は今でも痛い」

母国ドイツを飛び出し、イングランドで新たな挑戦を始めたヴィルツ。(C)Getty Images

 フロリアン・ヴィルツのリバプール移籍は正しかったのか――。

 レバークーゼンで圧倒的な活躍を見せた22歳のドイツ代表MFは今夏、母国を離れてイングランドで新たな挑戦をスタート。1億1600万ポンドという超高額な移籍金が物語るように、鳴り物入りでリバプールに加入した。しかし、今季ここまでプレミアリーグ5試合に出場し、ゴール、アシストのいずれも記録できていない。

 本領発揮が待たれるなか、ヴィルツを取り逃がしたバイエルンの重役、カール=ハインツ・ルンメニゲ氏が率直な心境を明かした。英メディア『talkSPORT』によれば、御年70歳の同氏はドイツ紙『Bild』で、稀有な天才は間違ったクラブを選んだと断言した。

「正直に言うと、フロリアン・ヴィルツの件は今でも痛い。この選手はリバプールよりもバイエルンでプレーした方が良かったと確信しているからだ」
 
 バイエルンはニック・ヴォルテマーデの獲得も失敗。シュツットガルトに在籍していた23歳のドイツ代表FWは、ニューカッスルに移籍した。ルンメニゲ氏はヴォルテマーデにも触れ、さらにこう語った。

「ヴォルテマーデは獲得できたかもしれない。だが同時に言っておくが、バイエルン・ミュンヘンはあらゆる金銭的狂気に手を出すほど愚かではない。私は常に『スポーツ面での成功は目指すが、どうか健全な財政基盤のもとで真剣に取り組んでほしい』と言ってきた。我々は今年もトップクラスのチームを擁している。現在負傷中の3選手が間もなく復帰すれば、素晴らしいチームになるだろう」

 ヴィルツは新天地で移籍金に見合うパフォーマンスを披露し、リバプール加入を正当化できるか。母国屈指の強豪により大きな後悔を抱かせたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? Jリーガーが好きな女性タレントランキングTOP20を一挙紹介

【画像】伊東純也、三笘薫ら日本代表戦士の私服姿を特集

【記事】彼がいないとここまで違うのか。完敗の日本代表は「生命線」の不在が大きく影響した【担当記者コラム】
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事