「あくびできた」「無料の観客」日本代表守護神がセリエAで今季初完封!イタリアメディアは相手チームに痛烈皮肉「サポーターに混ざっていても大丈夫だった」

2025年09月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「穏やかな一日だった」

今季初のクリーンシートを達成した鈴木(右端)。(C)Getty Images

 ほとんど出番はなかった。だが、今季初のクリーンシート達成は重要だ。

 パルマに所属する日本代表GKの鈴木彩艶は9月21日、セリエA第4節クレモネーゼ戦で先発フル出場した。チームは0-0で引き分け、今季初白星ならず。だが、鈴木は今季初めてリーグ戦で無失点を達成している。

 前半からパルマが優勢に試合を進め、クレモネーゼに許した枠内シュートは1本のみ。鈴木が対応を迫られた場面はごくわずかしかない。終了間際にフランコ・バスケスのシュート気味のクロスにヒヤリとさせられたが、CKに逃れて事なきを得た。

 仕事する機会が少なかっただけに、地元メディアの評価も及第点の6点ばかりだ。

『Gazzetta dello Sport』紙は「前半はサポーターとチャントできたほど。86分にエリア外でヘディング対応したのが最初だった。バスケスがゴールを狙ったときにも存在」と報じている。

『calciomercato.com』も「90分にわたって無料の観客となる午後」と報道。『TUTTOmercatoWEB』は「試合を通じて出番なし。かなり穏やかな一日を過ごした」としている。『Eurosport』は「何度もあくびでき、やるべきことが少なかった」と伝えた。

「直近はふさわしい出来でなかったが、この日は穏やかな一日だった」
 
 地元紙『Parma Today』は「少しいったところにパルマから来た2400人のサポーターがいたが、前半はその中に入っていても大丈夫なほどだった。クレモネーゼは気づきもしなかっただろう」と報じた。

「最後に決定的な対応を迫られた。バスケスが前を見て、ループで狙ったからだ。だが、日本人守護神がいた」

 90分を通じて出番が少ないなか、集中を保つのは決して容易なことではない。だが、鈴木は注意を怠らなかったからこそ、バスケスの意外性のある狙いを阻むこともできた。

 このクリーンシートをさらに次へと生かしていけるか。パルマは24日にコッパ・イタリアのラウンド32でスペツィアと、29日にリーグ次節でトリノと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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