2位、2位、2位…「もう言い訳は通用しない」英雄が“選手層2チーム分”の古巣アーセナルへ通達「必ず結果を出さなければならない」

2025年09月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アーセナルほど質の高い選手層を誇るチームは他にない」

2019年12月からアーセナルを率いているアルテタ。プレミアリーグ優勝監督になれるか。(C)Getty Images

 2位、2位、2位。順位的にはあと一歩でプレミアリーグ制覇を逃し続け、タイトル獲得自体も2019-20シーズンのFAカップを最後に遠ざかっているアーセナルは、今季こそ頂点に立てるか。いや、絶対に立たなければならない。ミケル・アルテタ監督にもう猶予はない――。それがスーパーレジェンドの考えだ。

 アルテタ体制7年目のアーセナルは現地9月16日、チャンピオンズリーグの初戦で、スペインの難敵アスレティック・ビルバオと敵地で対戦。出場機会が限られているガブリエウ・マルチネッリとレアンドロ・トロサールが得点し、2-0で快勝した。

 試合後、アーセナル歴代最多の228ゴールをマークしたティエリ・アンリ氏が、タイトル獲得に燃える古巣に言及。まず、「アーセナルほど質の高い選手層を誇るチームは他にない」と層の厚さに強い自信を示した。

「一部のチームは、スターティングイレブンで彼らに良い勝負ができるかもしれないが、チーム全体を見ると、アーセナルはほぼ2つのチームに相当する。今夜ベンチにいた選手たち、そしてまだ欠場している(マーティン・)ウーデゴー、カイ・ハバーツ、ブカヨ・サカ、ガブリエウ・ジェズス...。あらゆる大会で戦うのに十分な戦力を備えている」
 
 48歳の元フランス代表FWはその上で、「今年は何かしらのタイトルを獲らなければならない。必須だ。それを隠せはしない。成果を上げなければならない」と通達。丸5年無冠が続く名門に発破をかけた。

「2位ではトロフィーは獲得できない。2位も素晴らしい成績だが、ある時点で、自分たちの取り組みを正当化する必要がある。今年は何かをもたらさなければならない。もう言い訳は通用しない。今は十分な戦力があり、パフォーマンスを発揮するために必要なものは全て揃っている。今年は必ず結果を出さなければならない年だ。

 リバプールやマンチェスター・シティに勝ちたいなら、強気に攻めるべきだ。『負けずに済めばいい』という気持ちじゃダメだ。リーグ優勝を目ざすなら、私の時代ならマンチェスター・ユナイテッドを倒さなければならなかった。『引き分けに持ち込めるかどうか』なんて考えは許されない」

 アーセナルは今夏、約2億5000万ポンドを投じるクラブ史上最大規模の補強を敢行。ヴィクトル・ヨケレス、エベレチ・エゼ、マルティン・スビメンディらを迎え入れた。屈指の選手層で無冠期間に終止符を打てるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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