「売却したのは今でも謎だ」欧州名門の日本人エース放出に英BBCが苦言「代役のことを考えずに…」

2025年09月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「『来夏』は遠い先のようだ」

今冬にセルティックを離れた古橋。(C)Getty Images

 2025-26シーズンは始まったばかりだ。しかし、セルティックはすでに不穏な空気に包まれている。

 チャンピオンズリーグでカザフスタンのカイラトを相手に予選敗退を余儀なくされ、サポーターは不満を募らせている。

 以前から補強の不十分さを指摘する声はあった。前田大然は移籍を望みながらクラブに認められなかったと明かしている。今季で契約が満了するブレンダン・ロジャーズ監督の今後をめぐるうわさは後を絶たない。

 英公共放送『BBC』は9月13日、「今季のセルティックはすでに分岐点にあるのか?」と題した記事で、チームをめぐる現在の微妙な状況を伝えた。

 そのなかで、同メディアは「敵地でのカイラト戦に向かう前、選手たちを普段のレベルに戻すには何が必要か問われると、ロジャーズは『競争』と即答した」と報じている。
 
「指導でも、おだてるのでも、トレーニングでもない。競争だ。監督は年明けからそれを求めていた。代役のことを考えずにキョウゴを売却したことは、8か月が経った今でも謎だ。今夏、ロジャーズは量より質を望んだ。だが、キーラン・ティアニー復帰とまずまず有望なベンジャミン・ニグレンのほかは、何人かの『クラブによる補強』だ。そして、夏の移籍が阻まれたダイゼン・マエダは本調子ではない」

 また、BBCは「今季終了後も続けたいか問われると、監督は『100%』と返している」と続けた。

「そうなるのかどうかは、まだ分からない。今のセルティックにとって、『来夏』は遠い先のようだ」

 近年、国内で圧倒的な支配を続けてきたセルティック。その原動力のひとりだった古橋亨梧(現バーミンガム)が今冬に退団し、その穴が埋まっていないとの指摘は少なくない。

 様々な不安材料が見え隠れする今季、前田ら日本人選手やロジャーズ、チームはどのような戦いを見せていくのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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