移籍を志願→拒否された日本代表FW、冬の退団も困難か。欧州名門が「1月の放出は認めないと決めた」と現地報道

2025年09月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「シーズンが終わったときの状況次第」

夏のステップアップ移籍が叶わなかった前田。(C)Getty Images

 ステップアップを希望したものの、セルティックから移籍を認められなかったと明かして以降、グラスゴーでは前田大然の今後に関して様々な声があがっている。

 そのひとつは、前田がシーズン途中の1月に移籍する可能性だ。

 前田はクラブに移籍を志願していたことを認めている。そのため、モチベーション低下を心配する声は少なくない。セルティックでのプレーを望んでいない選手は手放すべきだったとの意見もある。

 プロ意識への信頼は高い。元同僚のジョー・ハートも、移籍が実現しなかったとはいえ、マーケットが終了した今、前田はセルティックのために全力を尽くすはずだと太鼓判を押した。

 それでも、次に市場が開くタイミングで、再び前田の去就が取りざたされることは不可避だろう。シーズン前半戦で前田が活躍すれば、さらに関心は高まる。つまり選択肢が増える可能性もある。
 
 昨シーズンの冬市場で、古橋亨梧がセルティックを飛び出したのは周知のとおりだ。このときもチャンピオンズリーグのベスト16入りがかかるなかでのエース移籍とあり、大きな驚きを誘った。

 だが、『Football Insider』は9月8日、「セルティックが1月の放出は認めないと決めた」と報じている。前線の層の薄さから、前田を失うゆとりはないというのだ。

 この夏、セルティックは前線強化が必須と言われながら補強が進まず、欧州最高峰の舞台で予選敗退に終わり、大きな批判を浴びた。土壇場でケレチ・イヘアナチョを獲得したが、評価は芳しくない。

 1月のマーケットで有力選手を獲得するのは、決して容易なことではない。そのため、Football Insiderは、前田は冬に残らざるを得ないとの見解を示した。

「シーズンが終わったときの状況次第で、セルティックはマエダに移籍を認めるかもしれない。代役を獲得する時間がもっとあるはずだからだ」

 ただ、サッカー界は何があるか分からない。次のマーケットで何か動きはあるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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