「引き分けた分際でなに言ってんだって話ですけど…」久保建英が“因縁”のメキシコ戦後に打ち明けた本音「(W杯の)グループリーグで当たればラッキー」【現地発】

2025年09月07日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「メキシコと対等以上にやれるのは順当な結果」

メキシコ戦に手応えを口にした久保。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

 日本代表は現地9月6日(日本時間9月7日)、アメリカのオークランド・コロシアムでメキシコ代表との親善試合を戦い、スコアレスドローに終わった。

 決定力を欠いて、勝ちきれなかったものも、主導権を握れて戦えたことに、久保建英は手応えを感じたようだ。

 2シャドーで先発し、際どいシュートを2本放ったレフティは、試合後にこうコメントしている。

「点を決めている、決めてないは関係なく、押し込む展開が多かったんで。正直、引き分けた分際でない言ってんだって話ですけど、僕らの方が今日の相手より強いと思うので、となると勝っておきたかったなと思いますけど、上を目指していくという上では、メキシコと対等以上にやれるのは順当な結果なのかなと思います」

 そのメキシコとは、東京五輪でも対戦し、グループリーグでは2-1で勝ったものの、3位決定戦での再戦では1-3で完敗。日本はメダルを逃し、久保は人目をはばからず、号泣した、その因縁の相手への嫌なイメージも、今回の一戦で払拭したようだ。

「オリンピックのグループリーグでは、(内容的に)圧勝して大事な試合で負けてるんで、そういったことにはならないようしっかり気を付けつつ、(メキシコとW杯の)グループリーグで当たれば、ラッキーくらいの感じで思ってもいいじゃないですか」
 
 さらにワールドカップを見据えて、本音を口にした。

「ここから次、アメリカ戦はどうなるかわからないですけど、(10月の)ブラジル、パラグアイ、11月はまだわからないですけど、いろんな国とやって、いろんなところとどう戦えるか。この相手にやれたらね、ワールドカップでもたぶん半分くらいの国はやれると思う。あとは例えば、10月のブラジル戦で、ブラジルに対して果たしてどこまでできるかっていうのは、逆に今日できちゃったことで興味を湧いてきました」

 現地9日のアメリカ戦で、その自信をさらに深められるか。

 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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