「この4年間でほとんど進歩が見られない」韓国に0-2完敗。不調のアメリカに母国メディアが厳しく指摘「本来あるべき競争力を発揮できていない」

2025年09月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らがいても、このクラスの相手に勝てていない」

ホームで韓国に敗れたアメリカ。(C)Getty Images

 アメリカ代表は現地9月7日、国際親善試合で韓国代表とホームで対戦し、0-2で敗れた。

 ヒーローとなったのは韓国のソン・フンミンで、1ゴール・1アシストの活躍を見せた。アメリカは守備陣に初出場のトリスタン・ブラックモンや、2023年11月以来の代表復帰となるセルジーニョ・デストを起用したが、ソン・フンミンに翻弄される形となった。

 アメリカメディア『CBS SPORTS』は、「ワールドカップまでの時間が迫るなか、アメリカ代表のマウリシオ・ポチェッティーノ監督には、多くの課題が残された」と分析している。攻撃面で十分なチャンスを作れず、実験的なメンバー構成だったとはいえ、FIFAランキング23位の韓国を相手に苦戦した。アメリカは15位だ。

 さらに、ゴールドカップやCONCACAFネイションズリーグでの敗戦も重なり、「チームは本来あるべき競争力を発揮できていない」という。これは2022年ワールドカップ前にも見られた傾向であり、当時はラウンド16進出を果たしたものの、今回も楽観視できる状況ではないと指摘した。

 同メディアはまた「アメリカはこれでFIFAランキングのトップ25のチームとの対戦で5連敗となり、その間に11失点・1得点だ。最後にこのクラスの相手に勝利したのは、2022年ワールドカップのイラン戦(監督はグレッグ・バーハルター)」と具体的な数字を挙げている。これにより、「この4年間でほとんど進歩が見られない」と現状を厳しく評価している。
 
 ワールドカップ開催国として予選免除となったアメリカだが、グループステージ突破は十分に可能としつつも、「新設のラウンド32での対戦相手次第では、そこで敗退する可能性もある」との展望も。特に「ポチェッティーノ監督を迎えてのホーム開催で、この成績では期待に応えられない」と不安視する。

 今回の試合では、マリク・ティルマン、アントニー・ロビンソン、ウェストン・マッケニーら主力が不在だったが、記事では「彼らがいても、このクラスの相手に勝てていない」と主張。続く日本戦、10月のパラグアイ戦、ウルグアイ戦で「強豪相手への勝利が求められる」とし、「時間は残されていない」と結んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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